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「まさか予選落ちするとは」試練の夏から最終戦で1500m自己ベスト…佐藤圭汰が渡米1年目で痛感した厳しさの理由「こんなにきついと初めて思い知った」
posted2026/10/01 17:01
9月、帰国して今季の最終戦に臨んだ佐藤圭汰。自己ベストを記録した手応えと、今季の苦闘を訊いた
text by

佐藤俊Shun Sato
photograph by
Shun Sato
「今季、最後のレースで、最低限ですが自己ベストを更新できて良かったです」
9月26日に行われた日体大長距離競技会兼NITTAIDAI Challenge Games、NCGの1500mで3分36秒49(日本歴代3位)と自己ベストを更新した佐藤圭汰は、汗をぬぐい、少し安堵したような笑みを見せた。
これで今季のレースは終了になったが、佐藤にとっては厳しいプロ1年目のシーズンだったといえるだろう。
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3月に駒澤大を卒業後、アメリカのフラッグスタッフに拠点を置き、マイク・スミスコーチの指導の下、Nike Swoosh TCで活動することになった。渡米前には4月の金栗記念で4年ぶりに1500mに出場、3分43秒19の12位だった。
アメリカに渡ってからは、最高の練習環境で質の高い練習をこなしつつ、ドリルを丹念に行い、並行して筋トレもこなして、体を作っていった。
アメリカでの初戦となる5月のポートランド、Portland Twilight1500mでは3分40秒10。同月ロサンゼルスで開催されたLA TRACK FESTの1500mは3分39秒59をマークした。ロスでは序盤の遅い展開にじれて800mで前に出たが、ラストで切り替えられず、目標としていた3分37秒台、組1位を取れなかった。それでも5年ぶりに30秒台を出し、少し光が見えてきた。
負けるわけがないレースで……
6月に一時帰国しての日本選手権には、1500mでの優勝を目指して臨んだが、予選2組、3分38秒30で7位に終わり、決勝進出を果たせなかった。佐藤はこう話した。
「日本選手権は、まさか予選落ちするとは思っていなかったです。決勝に進めず、悔しかったですし、つらかった。3分30秒台を出せば予選通過できるだろうという甘い考えで1500mに臨んだら、こういう試練が待っているんだなと実感できた。自分にとってはある意味、いい試練でした」
負けるわけがないレースで負けた。
悔しさを噛み締めつつ、敗因を振り返った時、佐藤は2つの真因に行き着いたという。

