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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「口だけで悔しいと言っても…」原晋監督は厳しい表情で…“箱根駅伝の王者”青学大「全日本4位」が持つ意味は? 選手は「ネット上の批判」に葛藤も
posted2026/11/09 06:03
4位に終わった全日本大学駅伝のレース後には厳しい表情でミーティングに臨んだ青学大の原晋監督
text by

酒井俊作Shunsaku Sakai
photograph by
Yuki Suenaga
またも「駅伝の神様」は青山学院大に微笑まなかった。
舞台は出雲から伊勢路へ。伊勢神宮に架かる宇治橋のたもとのゴールに真っ先に駆けこんできたのはエンジのユニフォームである。
遅れること6分45秒。フレッシュグリーンの陣営は険しい表情のまま、フィニッシュするランナーを出迎えた。アンカーの鳥井健太(4年=清風高)は最長区間の最終8区(19.7km)を任されたが、10km過ぎに創価大に抜かれ、表彰台に立てる3位から脱落。4位に終わった。
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仲間に抱きかかえられると嗚咽が止まらない。同僚たちもまた、目を赤く腫らし、引き揚げていった。
来年1月2、3日の箱根駅伝で4連覇と10度目の総合優勝を狙う青山学院大は、全日本大学駅伝でも早稲田大の後塵を拝し、あるべき姿を披露することができなかった。
歯車が狂いはじめたのは3週間ほど前、10月12日におこなわれた出雲駅伝である。関東勢最下位となる11位と惨敗したのだ。
いくら近年は出雲で結果が出ていないとはいえ、予想外の大敗を喫し、正月の大一番を控えるなかで立て直しが急務になっていた。そんななかで臨んだ今回の全日本大学駅伝は真価を問われるレースであった。
原監督は厳しい表情「悔しいと思う時に勝たないと…」
原晋監督はレース後、ファンを前にした報告会で「出雲からジャンプアップできたことは、チームは決して弱くないと私は思っています」と前を向いた。その一方で、選手にはこう語りかける。
「悔しいと思う時に勝たないと、その悔しいことがうわべだけの悔しさで、口だけで悔しい、悔しいって言っても、その位置が定位置になってしまう。今日、悔しいと思った気持ちを出すならば、次の箱根で返していかないと。また来年も同じようなことなら悔しい熱度が薄くなって、負けることが当たり前になってしまう。この悔しいと思う熱量を取り返すために、2カ月、戦いにいきます」

