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「衰えている」柳田悠岐37歳の本音…金でも選手層でもない“ソフトバンク3連覇”の決定的な理由とは? 番記者が驚いた“柳田のひと言”
text by

田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byNanae Suzuki
posted2026/09/21 06:02
「衰えてます」柳田悠岐37歳の本音とは
ギータ節でそんな風にうそぶきつつも、
「ここ2年間、試合に出ていない。1年間出続ける大変さも分かりますし、まして年齢を重ねてから1年間出る経験をしてないので、そこは本当に未知の領域になります。だからこそ、しっかりと準備をして、そこを乗り越えたいなって思いますし、それを乗り越えれば先が見えるんじゃないかなと思うので」
と、柳田のもう一つの顔である生真面目さを垣間見せる言葉も残していた。
転機は日本ハムとの直接対決
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果たして迎えた今シーズン。
ソフトバンクは最終的に圧倒的な強さを誇示して独走優勝を決めたが、ずっと順風満帆な道のりを進んだわけではない。5月20日、敵地でのオリックス戦に敗れた時点では20勝22敗でリーグ4位とBクラスに低迷していた。
その日の敗戦後、京セラドームの三塁側ブルペンにナインが集められて緊急ミーティングが開かれた。
「先発が先に点を取られて、そのままズルズル行くのはよくない。勝っていくためには野手が打っていくしかない。取り返そう。もし7点取られても8点取ろう」
そのような意思統一が行われたという。すると次戦の22日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)は10―0の圧勝。翌日も11―1と文句なしの連勝を収めた。投手陣も頑張ったが、打線が息を吹き返した。
そして24日の日本ハムとのカード3戦目が、3連覇に向けた分岐点となった。
3戦目は“柳田の試合”だった
ソフトバンクでは今年1月より王貞治会長の、監督時代も含めた福岡・ホークスでの歩みを次世代へつなぐ「FUKUOKA OH SADAHARU LEGACY PROJECT」(福岡王貞治レガシープロジェクト)が立ち上げられ、この日がその記念試合だった。首脳陣も選手も全員が背番号89の特別ユニフォームで臨んだ大事な一戦。小久保監督も「この背番号をつけて負けるわけにはいかないでしょう。世界で一番“負けず嫌い”な人が王会長ですから」と気合十分だったが、いきなり出鼻をくじかれる展開に。初回、先発した前田悠伍が野村佑希に満塁ホームランを浴びたのだ。

