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「衰えている」柳田悠岐37歳の本音…金でも選手層でもない“ソフトバンク3連覇”の決定的な理由とは? 番記者が驚いた“柳田のひと言”
text by

田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byNanae Suzuki
posted2026/09/21 06:02
「衰えてます」柳田悠岐37歳の本音とは
先発が先に点を取られた。しかも4失点。だが、ソフトバンク打線は猛反撃を仕掛けた。2回裏に下位打線から繋がって1番・正木智也の押し出し四球と2番・周東佑京の満塁走者一掃の三塁打で同点に追いつく。そして、3回裏には柳田が勝ち越しの2ランホームラン。「世界の王」の背番号89を象徴するような主砲の一発が飛び出した。その後、同点とされたが8回裏に再び柳田が今度は犠飛を放って、これが決勝点となり7―6で宿敵日本ハムを振りきったのだった。
試合後の小久保監督は珍しく興奮を隠そうとしなかった。
「レガシーデーにヒーローインタビュー。スーパースターはそういう巡り合わせで打つんです。何か見えない力に後押しされたような試合だった」
なぜ打てる?「運です」の真意
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だが、こんな時でも柳田は冷静だ。というより、飄々としている。
「奇跡ですね。奇跡が起きました」
また、6月下旬までは打率2割3分台と苦しんでいたものの、7月は月間打率.323、8月は同.398と急上昇させた。
ただ柳田にその理由を訊ねても、彼から打撃論を引き出すのは難しかった。
「自分のスイングをして、いいバッティングをしようとしている。あとは運です」
などと答えるのみ。
勝負所の終盤戦でも9月10日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)で3年ぶりの1試合2発を放てば、続く11日のロッテ戦(同)でも2戦連発の豪快アーチを逆方向へ放り込んだ。
「運が良かったです」
淡々と。そして飄々と。もともと、どこか人を食ったようなつかみどころのない返答をする男ではある。だけど粗雑に言い放つような男ではない。
柳田は本気で「運」だと考えている節がある。
なぜ、運で片づけることが出来るのか。

