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「今の状態に陥っているのは当然」NHK解説者が指摘するヤクルト失速の要因…セ・リーグ3位争いの本命は?
text by

遠藤修哉Naoya Endo
photograph byJIJI PRESS
posted2026/08/20 17:01
正念場を迎えているヤクルト・池山隆寛監督
守護神ホセ・キハダの危うさ
そもそもヤクルトは、打線が大量点を奪って勝つチームではなかった。序盤は先発が試合を作り、少ない得点をリリーフ陣が守り切る戦い方が機能していた。ところが6月以降、その生命線にもほころびが生じる。象徴的なのが守護神ホセ・キハダだ。3・4月は10試合で10セーブ、防御率0.00。来日初登板から17試合連続無失点も記録したが、6月は防御率6.75まで悪化した。7月7日の広島戦では、山野太一が7回自責点0と好投し、3-2とリードして9回を迎えながら、キハダが坂倉将吾に逆転サヨナラ2ランを浴びた。
力強いストレートを武器に打者を押し込んできたキハダだったが、武田氏は以前から、その投球スタイルには危うさを感じていたという。
「投げる球のほとんどが真っすぐだからね。そりゃ打たれますよ。球が速いといっても170キロ出るわけじゃない。最初は力で押せても、だんだん捕まり出した。アメリカのバッターは初球からガンガン振ってくるけど、日本のバッターはボール球は見てくる。慣れてくると難しくなるでしょうね」
「もう一つ通用する変化球がないと」
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さらに制球難から崩れるケースも目立ってきた。キハダは3登板連続敗戦投手となり、8月5日、二軍に降格した。
「もともとフォアボールを出すピッチャーだからね。また一軍に戻るなら、もう一つ通用する変化球がないと、リリーバーとしては厳しくなってくると思う」
それでもヤクルトには、まだクライマックスシリーズ進出という現実的な目標が残っている。では、この戦力事情を抱えながらCS圏へ戻るには、何が必要なのか。

