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なぜ堂安律は“チームのために走れる”のか? 強靭なメンタルを育んだ「めっちゃ仲良い」堂安家の絆…母がポツリ「あんたは一番の親不孝者やからな」
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曹宇鉉Uhyon Cho
photograph byJIJI PRESS
posted2026/06/29 11:23
堂安律と兄の堂安憂さん(2022年5月、尼崎市役所を訪問した時のもの)
堂安律の3歳年長の兄である憂さんも、尼崎という地域の特性が弟のメンタルの強さに影響したのでは、という見立てをあっさりと否定した。
「そこは関係ないんじゃないですか。もちろん地元は大好きだし、僕も律も恩義は感じてますよ。ヤンチャだった子どものころから、いろんな人たちに守られてきたと思うし、今も協力してもらっているし……。地元でサッカースクールをやっているのも、育ててもらった尼崎のサッカーに恩返しをしたい、という側面はたしかにあります」
「嫉妬は1ミリもないんです」
取材を行った6月中旬、JR尼崎駅には「堂安律は、ひとりじゃない。」というIndeed社のポスターが掲出されていた。本人だけでなく、兄の憂さんも広告に登場している。堂安兄弟の笑顔は、昔からそこにあったように地元の駅に溶け込んでいる。自身のYouTubeチャンネルで子どものころから通う飲食店を紹介するなど、嫌味なく「フッドを大切にする」という意識を備えているのが、堂安律という人物のひとつの側面と言えるかもしれない。
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律にとって、地元以上に重要な環境的要因があったとすれば、それはやはり家族の存在だった。憂さんの話を聞いていて、失礼ながらすこし意外に思うことがあった。弟のすごさを認めることに対して、兄としての屈託や嫉妬がまるでないのだ。
「いろんな記者さんに聞かれてきたんですけど、嫉妬は1ミリもないんですよね。逆に質問したいくらいです。自分の弟が活躍するのは喜ばしいことで、嫉妬する意味がわからない。見たことがない景色を見せてくれる存在ですし、ただただ“ありがとう”ですよ。僕だったら、日本代表のあんなプレッシャーのなかでサッカーしたくない(笑)。たぶんメンタルやられると思います。負けたら叩かれるし、そんなん耐えられへんやろうな、って」

