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「泣くまでボコボコにされた」堂安律の意外な少年時代「あれほどワガママな子は…」ヤンチャ少年の運命を変えたキーマンに聞く「サッカーに救われた人生」
posted2026/06/29 11:15
攻守両面で日本代表に欠かせない存在となった堂安律。従来の「10番」像を覆すような献身性でチームを牽引している
text by

曹宇鉉Uhyon Cho
photograph by
Kaoru Watanabe/JMPA
ブラジルとの決勝トーナメント1回戦でキーマンとなるのがMF堂安律だ。今大会は攻撃だけでなく守備面でも日本代表を支え、無敗でのグループステージ突破に大きく貢献した。そんな「背番号10」の原点と人間像を3歳上の兄、堂安憂さんの証言から掘り下げた。(全3回の1回目)
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10番は走る。10番は体を張る。「泥臭い」と形容しても差し支えないほどの献身性を、北中米W杯の堂安律は示している。名波浩や中村俊輔、香川真司といった「日本代表の10番」がまとっていた華麗なイメージを、あえて遠ざけるかのように。
試合を決める能力で歴代の10番に劣っているわけではない。言わずもがな、2022年のカタールW杯ではドイツとスペインを相手にゴールを決めている。ここまで代表通算68試合に出場して11ゴール。直近のスウェーデン戦では、見事なダイレクトパスで前田大然のゴールをアシストした。
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技術の高さは十分に証明されている。だがそれ以上に、今回のW杯では守備面での粘り強さを感じさせる場面がことさら多い。
エゴイスト? 献身的? 堂安律とは…
大会期間中には「勝たせる選手が10番」「自分のゴールよりもチームが勝つこと」「W杯はエゴを出す大会じゃない」といった言葉もメディアの前で口にした。理由は明かされなかったものの、スウェーデン戦の交代後に怒りをあらわにしていたことも、チームへの思い入れの強さゆえと考えれば得心がいく。

