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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「ブラジルに勝つ確率は…20%」鄭大世が警戒する王国の“本番の力”…日本代表「ビニシウスを抑えるキーマン」「さらなる要注意選手」は?
text by

杉園昌之Masayuki Sugizono
photograph byKaoru Watanabe/JMPA
posted2026/06/29 06:03
鄭大世氏はブラジルの底力を身をもって何度も経験してきた。超強力な攻撃陣の中心、ビニシウスを抑えるために活躍が望まれる選手は……?
「あのカウンターが怖いんですよ。今回のブラジル代表には、日本代表のやりにくい要素が詰まっています。日本がボールを持たされる展開になる形も考えられます。アンチェロッティ監督は、そういうことも平気でやってくる。
なまじ昨年10月の親善試合で、ブラジルに逆転勝ちしているじゃないですか。選手たちは、もう日本をなめていない。2006年大会で対戦したときは玉田圭司さん(現名古屋グランパスコーチ)が先制点を取って、そこから一気にギアを上げてきたけど、今回は最初から本気で来るでしょうね」
鄭大世氏が見てきたブラジルの力
親善試合の結果は、当てにならない。現役時代に同じチームでブラジル人とプレーした鄭大世は、ラテン系のメンタリティーをよく知っている。トレーニングと公式戦では、まるっきり違うのだ。
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「練習ではたいしたことないと思っていても、公式戦になるとすごい選手になるんですよ。川崎フロンターレ時代から散々見てきました。ジュニーニョにしても、フッキにしてもそうだった。ガチの戦いになると、力を出すし、点を取る。あれは特殊能力。
今回は何となくいけそうな雰囲気もありますが、彼らは“戦い”になると、めっぽう強いんで。ぎりぎりのところで一歩足が出ます。日本の選手たちは練習も公式戦も100%の力で臨みますが、ブラジル人は本当に変わるから」
ワールドカップでは、なおのことパワーアップする。鄭大世自身、2010年大会のピッチで目の色を変えたカナリア軍団とぶつかり、肌で感じている。
「同じ人間だけど、宇宙人のようでしたよ。ロビーニョは魔法使い、カカはモンゴル馬、ルシオはグランド・キャニオンの岩に見えたので。日本ではなかなか目にできない“世界遺産”の集まり。北中米大会のチームもタレント軍団に変わりはないです」


