話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER

「堂安律の怒り」よりもむしろ…森保一監督をよく知る男・佐藤寿人がその“交代策の意味”をズバリ「ブラジル戦を想定したマネジメント」とは 

text by

佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

PROFILE

photograph byTakuya Kaneko/JMPA

posted2026/06/27 17:25

「堂安律の怒り」よりもむしろ…森保一監督をよく知る男・佐藤寿人がその“交代策の意味”をズバリ「ブラジル戦を想定したマネジメント」とは<Number Web> photograph by Takuya Kaneko/JMPA

スウェーデン戦の交代後に怒りをあらわにした堂安だったが、佐藤寿人氏はそのことよりもむしろ交代策そのものの意図を推し量った

——グループステージ3試合を終えての日本の出来はどう捉えていますか。

「正直、スウェーデン戦が始まる前にはほぼ3位以上を維持して、事実上突破を手にしていたわけですが、最終的に2位で突破できたのはすごいですね。

 このW杯に向けて誰が出ても戦えるように選手層を厚くし、攻守をビルドアップしてきたわけですが、ゴールシーンを見ても成長を感じます。前はカウンターが多かったのですが、チュニジア戦やスウェーデン戦のゴールを見るとこんなにきれいに崩すんだと驚きましたし、コンビネーションで崩す時代になってきたんだなと思いました」

ADVERTISEMENT

——森保一監督が求めてきたプレーはどんなところに見えましたか。

「森保さんは、一貫してプレーの強度を求めてきました。球際の部分とかボールを刈り取るところ、特にネガティブトランジションのところは相当強かった。ここはオランダ、チュニジア、スウェーデンと比べても日本が一番強かったんじゃないですかね。森保さんが提示する強度を選手が日常とすることで、今回、W杯の試合でも見せることができたわけですから、そこは意識が浸透しているなと思いましたね」

広島時代から森保監督は危機管理に意識的だった

——森保監督は攻撃を洗練させてきましたが、“イケイケどんどん”というわけでもないですよね。

「広島時代から危機管理みたいなところは、常に考えていました。代表でも3バックや(鈴木)彩艶からビルドアップしていく時、ボランチがしっかりと出口になり、サーバーとして常に顔を出しているんですよ。うしろから前に繋いで前進させていくことのリスクヘッジを日本はちゃんとしています。

 ボールを繋ぐ、保持するというのは実はそれなりのリスクをともなうんですが、そこがしっかり整理されていますし、その準備を日本は本当にちゃんとしている。それはカタールW杯から成長しているところでもあります」

【次ページ】 森保さんは第2戦の終盤からブラジル戦を考えていたはず

BACK 1 2 3 4 NEXT
#サッカースウェーデン代表
#サッカーブラジル代表
#森保一
#板倉滉
#谷口彰悟
#冨安健洋
#渡辺剛
#鈴木淳之介
#堂安律
#上田綺世
#前田大然
#田中碧
#鎌田大地
#菅原由勢
#瀬古歩夢
#中村敬斗
#鈴木彩艶
#佐野海舟
#北中米W杯
#ワールドカップ

サッカー日本代表の前後の記事

ページトップ