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「堂安律の怒り」よりもむしろ…森保一監督をよく知る男・佐藤寿人がその“交代策の意味”をズバリ「ブラジル戦を想定したマネジメント」とは
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佐藤俊Shun Sato
photograph byTakuya Kaneko/JMPA
posted2026/06/27 17:25
スウェーデン戦の交代後に怒りをあらわにした堂安だったが、佐藤寿人氏はそのことよりもむしろ交代策そのものの意図を推し量った
——一方、62分の失点のシーンですが、なぜ堂安選手が左サイドにいて、中村敬斗選手が右サイドにいたんでしょうか。
「あのシーンは、相手がセットプレーを取って守備に入る際、右の堂安と左の中村の位置が入れ替わっていました。そのボールを跳ね返して、相手がミドルゾーンにいる場合は、まだ同じポジションにいないといけないんですけど、相手はGKにボールを下げているんですよ。
それが元のポジションに戻ることができる唯一のタイミングだったんですが、そこで中村が右サイドからプレスを掛けにいっているんです。そこまで行く必要はなかった場面かもしれませんが、何度も見直してみても非常に判断が難しい場面だったと思います」
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——でも結果として、お互いに元のポジションに戻らないまま相手の攻撃を受けた。
「田中碧が背後のスペースの17番(ビクトル・ギョケレシュ)に引っ張られ、そこで堂安が(得点者のアントニー・)エランガと1対1になってしまった。
この日の堂安はシャドーで、アウトサイドのタスクじゃなかったんです。相手のセンターバックの左を見る感じで、このときの局面だけ、エランガに対して左ウィングバックの役割を果たさないといけなかった。頭の切り替えは求められていたと思いますが、そこがどうだったのか。
監督の指示で元のポジションに戻らないということはないですからね。今回の失点は水漏れというより、小さなほころびが発端になってしまった。崩されてやられたというよりも偶発的に起きてしまった感があります」
堂安の怒りの理由は交代させられたことではない
——この後、途中交代した堂安選手はベンチに戻り、怒り狂っていました。
「堂安は試合後、『監督に怒っていないですし、少し怒った理由がある』と言っていましたが、怒りの理由は交代させられたことではないですね。いくつかあると思いますが、1つは失点の際、マークをはっきりできなかったというところで責任を感じていたんじゃないかなと思います。
また、この試合の判定の基準がかなり曖昧で、一見すると日本に不利な判定に映るジャッジも多かったので、その辺りのストレスもあったのかと思います。判定に異を唱えてしまうと、今後日本に対してのジャッジがネガティヴになってしまう可能性も考慮して、あえて言及しなかったんだと思います」

