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森保監督の大胆采配「右サイド総入れ替え」は戦況をどう変えたのか? オランダ戦後の重要証言「強みをどんどん使って…」“勝ち点1”だけではない収穫
posted2026/06/16 11:30
鎌田大地の同点ゴールを生み出した小川航基。右サイドの“総入れ替え”が勝ち点1の伏線となった
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
このドローは、大きい。
日本時間6月15日早朝に行なわれた北中米W杯のグループステージ初戦で、日本はオランダとのスリリングなドローゲームを演じた。2度のビハインドを跳ね返した。
「右サイド総入れ替え」森保監督の大胆采配
試合は後半に動いた。50分に先制されたが、57分に中村敬斗のゴールで追いつく。64分に再び先行されたところで、森保一監督が動いた。66分、左シャドーで守備でもチームを助けてきた前田大然を下げ、伊東純也を投入する。さらに75分、直前に足を負傷した右シャドーの久保建英、右ウイングバックの堂安律、右CBの渡辺剛をベンチへ下げ、小川航基、菅原由勢、冨安健洋を送り込んだ。
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このチームの主戦術となっている3-4-2-1のシステムで、堂安と久保が構成する右サイドは紛れもないストロングポイントである。右CBに冨安が、右ウイングバックに菅原が入り、66分の投入時は左シャドーだった伊東が右シャドーへスライドした。
久保はケガでプレー続行不可能とはいえ、オランダを追いかける展開で右サイドを総入れ替えする──練習の裏づけがあるとしても、思い切った起用法と言っていい。
3-4-2-1の布陣を基本的に維持しながら、攻撃時は上田綺世と小川が2トップのように並び、伊東と中村がサイドハーフの立ち位置をとる。右サイドでは菅原が高い位置をとり、タッチライン際にも立つ。右肩上がりの4-4-2というイメージだ。
伊東が話す。
「ウイングバックの選手とローテーションをうまくしていく練習はしていましたし、自分がサイドへ流れたほうがチャンスを多く作れると思ったんで、なるべくスペースに走るか、サイドで受けてコンビネーションで狙うかっていうところだけ意識しました」
伊東と菅原の後方では、冨安がスペースをケアしていた。
「純也くんと由勢は右利きで、縦へいってクロスという強みを持っている。どんどんそこを使っていこうと思っていました。そのぶん僕に求められていたのは、失った時のリスクマネジメントだったりで。そういうシーンは、あまりなかったですけど」

