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長谷川健太が証言する監督・森保一の“本当のすごさ”「焦っている彼を見たことがない」「あれだけのプレッシャーのなかで…」ドーハの戦友に送るエール
posted2026/06/14 11:44
「すごいとしか言えない」と森保一監督を称える長谷川健太氏。選手時代は日本代表で共闘し、監督としては熾烈なタイトル争いを繰り広げた
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Ichisei Hiramatsu
「試合中に焦っている森保一を見たことがない」
監督の苦労は、監督にしか分からない。
監督の心理は、監督にしか想像できない。
「森保はすごいですよ。あれだけのプレッシャーのなかで、しっかりと仕事をしていますので。クラブでも相当なプレッシャーはありますが、日本代表はもっとプレッシャーがあるでしょうから。外で食事をすることも、大変じゃないかと思うんです。自分にはとても務まらないですよ」
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そう話すのは、長谷川健太である。学年は長谷川が3つ上になる。現役時代は日本代表のチームメイトとしてW杯出場を目指し、“ドーハの悲劇”の当事者となった。スパイクを脱いでからは監督として、Jリーグのピッチで対峙した。
タイトルを懸けた舞台で、激突したことがある。
2014年のリーグカップ決勝で、長谷川が率いるガンバ大阪と、森保が指揮するサンフレッチェ広島がぶつかり合った。広島が35分までに2点をリードするが、G大阪が3対2と逆転勝利を飾った。
翌2015年は、Jリーグのチャンピオンシップ決勝で対戦した。
ホームの第1戦で、G大阪は81分までに2対1とリードする。しかし、86分にDFオ・ジェソクが退場になると、アディショナルタイムに連続失点して2対3の逆転負けを喫した。
広島に許した3失点目は、自陣右サイドのスローインを相手に渡してしまったことがきっかけとなった。結果的にこの小さなミスが、チャンピオンシップそのものの行方を左右したのだった。
「第1戦でこちらがリードしている時間帯も、森保は慌てないんですよね。第2戦も我々が前半に先制したけれど、森保は最後まで自分のやり方を変えずに、同点に持ち込んで押し通したという印象でした。いつもすごく落ち着いている。試合中に焦っているような彼を、見たことがないですね」

