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「毎朝練習前のコーヒーがルーティン」マラソン日本記録保持者・大迫傑35歳が明かす“変わらない自分”の秘訣「朝早く起きれば大抵の悩み事は消える」
text by

涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui
photograph byMiki Fukano
posted2026/05/27 11:02
マラソン日本記録保持者・大迫傑(34歳)が自身の新たな可能性とルーティンとしている“毎朝のコーヒー”について語った
「眠いなとか、二日酔いの時は頭がいたいな、とか(笑)。でも飲むだけではなくて、香りを嗅いでいると覚醒してくるんですよね。窓を開けて空気を入れ替えながら、光を浴びながら、今日はどんな風に走ろうかなとか考えていますね。朝早く起きて、1時間くらいボーッとするのが好きなんですよね」
――いつごろから毎朝のコーヒーが習慣になったんですか?
「それまでもコーヒーを飲むことはあったんですけど、ルーティンになったのは大学を卒業して社会人1年目からですかね。アメリカにいると、みんなスタバのカップを持ってオフィスに行くじゃないですか? それがかっこいいな、って(笑)。僕はオフィスはないですけど、コーヒー持って練習に行ったりしていましたね」
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――コーヒーの生産国ケニアでも合宿をされてますよね?
「ケニアはコーヒーの種類もたくさんあるんですけど、現地でも結構値段が高いですね。フレンチプレスで淹れるんですけど、毎朝、ニワトリの声を聞きながら(笑)、涼しい風にあたりながら飲んでます。やっぱりアメリカとは朝の時間の雰囲気が違いますよね」
――レース当日はどうですか?
「試合前も飲みますね。これはちょっとコーヒーというよりカフェインの話になってしまいますが、カフェインの効果が出るのは口に入れてから1時間前後と言われているので、あまり早く摂りすぎず直前に摂取するようにしています。そしてそのカフェインの効果を最大化するために、レース前1週間ほどはカフェインを控えるようにしています。でも、毎朝のコーヒーはルーティン化しているので、匂いだけでもないと体が起きないということもあり、レース前はカフェインの入っていないものを淹れたりもしていますね」
朝早く起きれば、大体の悩みは消える
約30分のトークショーではコーヒーについてさらに色々な視点から語っていたが、個人的に最も印象的だったのは次のコメントだ。
「日本でも、アメリカでも、ヨーロッパでも、朝が1日の中で一番静かだし、空気が澄んでいるじゃないですか? その時間にきっちり起きてしまえば、大体の悩み事とか、ネガティブな感情とかが消えていく感覚があります。だから朝早く起きて、コーヒーを淹れることで、リズムが整うというか、世界中、どこの街にいっても、変わらない自分で1日をスタートできると思っています」
これまでもマラソンという競技を通して大迫傑の考え方がどう変化し、そして何が変わらないのかを探ってきたつもりだが、コーヒーというフィルターを通したからこそ伝わる「円熟味」が伝わってきた。
35歳、大迫傑。アスリートとしての高いパフォーマンスと一貫性の高さは、毎朝見つける「変わらない自分」が支えているのかもしれない。
<前編から続く>
【動画を見る】大迫傑選手のトークセッションはNumberPREMIERで公開中。【動画】「カフェインの効果を最大に…」大迫傑がスタバで語ったコーヒーのある日常と“変わらない自分”を保つ方法《マラソン日本記録保持者》でご覧になれます。



