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「山本由伸は変わらない」「105球完投の翌日に…」昨季引退の元同僚が語る“MVP右腕”の素顔とオリックス愛「弟みたいな感じ…可愛かったんで」 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph bySANKEI SHIMBUN

posted2026/05/03 11:02

「山本由伸は変わらない」「105球完投の翌日に…」昨季引退の元同僚が語る“MVP右腕”の素顔とオリックス愛「弟みたいな感じ…可愛かったんで」<Number Web> photograph by SANKEI SHIMBUN

2022年の優勝パレードで山本由伸、吉田正尚とともに手を振る佐野さん(左)

「離れたくない」オリックスへの思い

 日本に戻った佐野は、現役引退を決断した。ただ、現役を離れても、オリックスは離れたくなかった。

「今まで出会ってきた人たちと、まだいたいなという気持ちが強かった。11年間いて、いろんな繋がりができたし、みんな家族のようにほぼ毎日一緒にいたので、そこを離れることが想像できませんでした。

 他の世界で仕事をするという選択肢は考えづらかった。僕の性格上、ここにいるのがベストかなと。人見知りなので、新しいところに行っても、人とうまく関われるかわからないので。それに恩返しもしたかった。自分が決められることではないんですけど、そういう(球団に残る)話をいただけたので、やらせてもらうことにしました」

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 特に離れがたかったのは、二軍でもがく後輩たちだ。

「選手のためにやっていきたい」

「僕もこの2、3年、二軍にいることが多かったので、可愛がってきた後輩たちが活躍するのを間近で見たいなと。ペータ(山下舜平大)とか小木田(敦也)とか、怪我で苦しんできた選手たちが復活する姿も見たい。トミー・ジョン(手術)で育成になった選手もいて、あいつらも今絶対にしんどいと思うし、一緒の時間を過ごしてきた選手たちに、本当に頑張ってほしいなと思っています」

 二軍サブマネージャーという仕事はそんな佐野にピッタリだ。

 今後の目標を聞くと、「やる以上はやっぱり上を目指したいです。でも何より、選手のためにやっていきたいですね」。舞洲の球団施設で、後輩たちの練習を見つめる表情は穏やかで、優しい。

 山本については、「もしもいつか日本でやるなら、戻ってきてほしいですけど、どっちでもいいですね。僕は会えなくなるというわけじゃないので、あいつの好きなようにやってほしいです」

 海の向こうで活躍する山本を見守りながら、1人でも多くの若手が山本のように花開くために、縁の下からサポートしていく。

〈第1回、第2回も公開中です〉

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「突然腕が振れなくなって」20歳のオリックス右腕を襲った“イップス”の悪夢「漁師か動物園の飼育員に…」一度は諦めかけた野球人生の大逆転秘話
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