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〈育成14位から這い上がった男〉ソフトバンク戦力外→西武移籍の仲田慶介…ユーティリティープレーヤーの原点と「忘れられない」小久保裕紀監督の言葉
posted2026/04/22 11:03
仲田慶介のプロ野球の道はソフトバンク育成14位指名から始まった
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市川忍Shinobu Ichikawa
photograph by
NumberWeb
埼玉西武ライオンズの仲田慶介内野手はこの春、WBCに出場した侍ジャパンのサポートメンバーとして宮崎合宿や強化試合に参加した。ドジャース・大谷翔平選手らスーパースターも参戦した超一流選手の集まりのなかで、26歳はどんな経験をしたのか。また、ソフトバンクの育成ドラフト14位指名からスタートしたユーティリティープレーヤーの知られざる原点とは――。NumberWebのインタビューに語った。〈全3回の3回目/#1、#2も公開中です〉
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仲田慶介は、2021年のドラフト会議で全球団の最終指名となる育成14位で指名を受け、福岡ソフトバンクホークスに入団した。プロ入りから2年間は二軍と三軍で汗を流し、2024年には育成から支配下登録に昇格。一軍で24試合に出場したが、故障したこともあってその年のオフに戦力外通告を受けた。
育成14位指名からのスタート…目指したのは
在籍当時、同じチームの選手だったとはいえ牧原大成との接点はなく、練習している姿を近くで見たり、じっくり話をしたのは今回が初めてだったという。
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「代表期間中、牧原さんは守備練習の際には内外野両方に入るんですが、味方のバッティング練習中に、実際にバッターが打った打球を見るために打球捕の守備を重視されていました。もちろんノックの球もたくさん受けていましたが、一番重要視しているのは打球捕だと教えていただきました」
それから仲田自身もより打球捕の重要性を意識するようになった。
「お話を聞くと、牧原さんも最初はいろいろなポジションを守って、その中で打席に立たせてもらう機会ももらって、チャンスをつかんだそうです」
牧原からそんな話を聞いたことで、仲田自身もチャンスをもらったときに備えられるようますます練習に力が入ったという。

