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「地獄の果てまでついていきます」那須川天心が本音で語った”井上拓真戦への執念”「毎日が崖っぷち」「自分に対して”なめんじゃーねよ”と怒りがあって…」 

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byIchisei Hiramatsu

posted2026/04/05 17:01

「地獄の果てまでついていきます」那須川天心が本音で語った”井上拓真戦への執念”「毎日が崖っぷち」「自分に対して”なめんじゃーねよ”と怒りがあって…」<Number Web> photograph by Ichisei Hiramatsu

井上拓真とのWBC世界バンタム級王座決定戦で格闘キャリア初の敗北を喫した那須川天心。拓真との再戦への想いと次戦エストーラダへの挑戦について語った

 BCとはバイオメカニクス・コーディネーションの略で、ロサンゼルス・ドジャース山本由伸の個人トレーナーを務める柔道整復師・矢田修氏が考案したエクササイズ。身体の効率性を高めていくべく考案されたもので、那須川もずっと実践してきた一人。だが、朝に公園でやるようになったのはちょっとした変化だ。

「これまではジムでやっていたんですけど、朝起きてから公園で1時間半くらいずっと一人でやっているんですよね。結構取り組んでいるのは、壁に向かって野球のボールを投げること。なんかずっとやっていたら、ピッチングがうまくなっちゃって(笑)」

 ボール投げは元WBA世界ミドル級王者の村田諒太が取り入れていたトレーニング。彼から「右投げのピッチャーって投げるとき前に出る左足に最後、体重が乗る。これをボクシングに置き換えるなら右のパンチが体重に乗っていれば、いい返しの左ボディーが打てるんです」と聞いたことがある。那須川も「身体操作は一緒」とピッチングがボクシングにつながっていることを実感している。

山本由伸とも一緒にトレーニング

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 昨年12月、1月には矢田のもとで帰国していた山本とも一緒に汗を流した。刺激も受けた。

「昔、インタビューで話をしたことはありましたけど、ちゃんと話をしたことがなかったんで良かったですね。山本くんとは同い年ですし、考え方も一流だなって思いましたよ。競技は違っても、体の姿勢とかバランスとか大事な部分は同じなので話をしていても相通ずるところがありました」

 矢田氏からの言葉で気づかされたこともあった。

「矢田さんに『東洋のスポーツに型はあるけど、西洋のスポーツに型はない。ボクシングというのは、形はあっても型はないんだよ』と言われたときに、ハッとさせられたんですよね。自分はむしろ型にハメようとやりすぎていたところがあったので。つまり“こうじゃなきゃいけない”じゃなくて、“これもプラスしていけばいいじゃん”で自分の形をつくっていけばいいんだなって。この言葉をもらって、合点がいったというか、凄くスッキリしたんです」

 ピッチングもその一環。いろんな体の動きを取り入れながら、形をつくろうとしているのが今だ。そして朝の公園というのもミソである。

【次ページ】 拓真戦への執念「地獄の果てまでついていきます」

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