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「AIスマートコーチで“コソ練”したら楽しくなりました」スポーツ教育格差、部活動の指導者不足…課題解決に取り組むソフトバンクが目指す「最高の環境」とは? 

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松本宣昭

松本宣昭Yoshiaki Matsumoto

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2026/04/03 17:01

「AIスマートコーチで“コソ練”したら楽しくなりました」スポーツ教育格差、部活動の指導者不足…課題解決に取り組むソフトバンクが目指す「最高の環境」とは?<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

ソフトバンク サービス企画本部・スポーツ企画2部部長の星川智哉氏。「AIスマートコーチ」の立ち上げから携わる

“主体性”を引き出すツールに

「当初は“技術向上”のためのサービスでした。でも現場を見ると、子どもたちが自分たちで考えて、試して、学び合っている。これは教育そのものだと感じました。さらに、子どもたちは操作方法を教えなくても、自然と使いこなす。失敗を恐れず、試行錯誤しながら楽しんでいる。デジタルツールは子どもたちの“主体性”を引き出すツールになり得るんだなと、あらためて認識しました」

 2025年12月、AIスマートコーチのプロジェクトは、スポーツを通じた社会貢献活動に光を当てる「HEROs AWARD 2025」の企業部門で教育の地域格差解消や次世代育成への貢献が高く評価され、表彰された。星川氏はその喜びをこう語る。

“コソ練”で楽しくなったという環境ができたら最高

「AIスマートコーチのプロジェクトは、地方や離島など学びの機会が限られた地域にもテクノロジーで力を届けたい!という想いで進めてきました。現在はまだ体育館や運動場で通信環境が整っていないというケースがあります。せっかくのツールも環境が整っていなければ生かしきれない。教育現場にテクノロジーがしっかり入っていける仕組みは重要です。その先を見据えるのは、地域格差や指導者不足など条件に関係なく、子どもたちがいろんなスポーツを経験できるマルチスポーツな未来です。普段は水泳部だけど、球技大会のためにAIスマートコーチでバレーボールを“コソ練”したら、楽しくなりましたという環境ができたら、最高ですよね」

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 経験がなくても、教えられる。

 経験者がいなくても、学ぶことができる。

 そんな未来は、目前に迫っている。

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