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「そこは逃げちゃいけないと思う」菊池雄星34歳が重要提言…WBCで発覚、侍ジャパンとMLB一流選手の“最大の差”とは? 今永昇太も告白した「過去の間違い」 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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photograph byNanae Suzuki

posted2026/03/27 06:03

「そこは逃げちゃいけないと思う」菊池雄星34歳が重要提言…WBCで発覚、侍ジャパンとMLB一流選手の“最大の差”とは? 今永昇太も告白した「過去の間違い」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

WBCベネズエラ戦で投球する菊池雄星。米メディアに語った“侍ジャパンへの提言”とは

今永が告白した“ある間違い”

 奇しくも似たようなことを、カブスの今永昇太も口にした。菊池発言の1日前、アリゾナ州メサのキャンプ施設でオープン戦最終調整を終えた彼は、先発投手としての復権をかけ、メジャーで生き抜くために必要となる『ある気付き』について、投げる哲学者らしく語ったのだった。

「昨年、自分の大きなミスは、スキルを追い求めていたこと。スキルというのは結果が出るとすごくうれしいので、投球というのはスキル勝負だろうと思っていたんですけど、大きな間違いで、フィジカルの上積みにこの技術がある。フィジカルにスキルが凌駕される瞬間を感じた。どれだれこねくり回したって、彼ら(メジャーリーガー)はそんなことはじき返すと。

 柔よく剛を制す、とかいうじゃないですか。でも、それって、剛ができた人が柔もできたらいいよね、みたいな。だから僕は、剛からちょっと目を逸らして、なんか日本人らしさで抑えていこう、みたいな、ちょっとそういう間違いがあって。だからといって、ゴリゴリ筋トレするわけじゃないですけど、最低限、剛に立ち向かわなきゃ、はじき返される瞬間も感じたので。野球というのは無差別級なので、なるべく(フィジカルで)近づけるように努力する。これだけで十分かなと思います」

“技”だけでは世界で勝ち抜けない

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 メジャーで直球を軸に生きる先発左腕投手ふたりが、時を合わせて力説した『フィジカル』と『パワー』の必要性。日本野球は、技術、戦術を含めた緻密さに強みがあるが、今の時代、世界で勝ち抜くためには『技』だけでは厳しくなっている。そこをはっきりと感じさせたのが、今回のWBCではないだろうか。

 日本の良さを踏襲し、さらなる発展のためには、何が必要なのか。メジャーで戦う34歳の菊池雄星、32歳の今永昇太の言葉には説得力があった。

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