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「金丸、面白くないですか!」WBC井端弘和監督も絶賛する“侍ジャパンの秘密兵器”金丸夢斗とは何者か?「今永昇太のような真っ直ぐを投げていて…」
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鷲田康Yasushi Washida
photograph byNanae Suzuki
posted2026/03/14 11:05
WBCチェコ戦では5者連続三振の圧巻のピッチングをみせた金丸夢斗。侍ジャパンの秘密兵器として準々決勝以降も“面白い存在”になりそうだ
「縦の変化をうまく使いながら、彼独特のストレートの強さで押せていた。相手がどうのこうのではなく、こういう舞台でも同じようなピッチングをできていたのが良かったと思います」
井端監督も「金丸、面白くないですか!」
吉見コーチがこう絶賛すれば、井端弘和監督もこんな言葉を漏らしているのだ。
「金丸、面白くないですか!」
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この左腕の快投は、左の中継ぎ不足に悩むチームにとっては大きな武器となるはずだ。
準々決勝の相手はベネズエラに決まった。
「真っ直ぐを高めに、あとは高低と奥行きをどう使えるかがポイントになると思います。状態のいい順に出し惜しみせずに投手起用は考えている」
1番のR・アクーニャJr.外野手からJ・チョーリオ外野手、L・アラエス内野手に指名打者のW・コントレラス内野手とメジャーリーガーが揃うベネズエラ打線対策をこう分析するのは吉見コーチだ。
「(チェコの打者も)やっぱりスイングは強いので一発という怖さは感じました。やっぱりストレートは高めに、その目付のまま変化球を低めにしっかり落としてという打ち取り方ができたのが良かったと思います」
力のある真っ直ぐと落差のあるフォークで高低を、タイミングを外すチェンジアップにカーブで奥行きをつけることもできる。
決勝まで進めば残り3試合。最後まで勝ち上がるために、金丸はチーム内で確かに「面白い」存在となっている。

