テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
大谷翔平「本人が一番苦しかったと」村上宗隆サヨナラ打を初球ファウルで予感したワケ…試合後は「エンゼルス同僚にピース」〈WBC優勝舞台ウラ〉
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byDaniel Shirey/Getty Images
posted2026/03/14 11:03
2023年WBCメキシコ戦9回の大谷翔平。二塁打でチームを鼓舞する
「こんなゲームができるというのも、人生の中でもそうあることではない。本当に楽しかった」
序盤はエンゼルスの同僚の先発左腕サンドバルに手を焼いた。初回はスライダーに見逃し三振。4回も中飛に倒れた。試合後にグラウンドで記念撮影。帰りの球場通路で再び遭遇した取材対応中のサンドバルに向けてピースサインをし、イタズラっぽい笑みを浮かべていた。
サヨナラ劇は記者席の記者のほとんどが立ち上がり…
事前に入念な準備をしなければ、狙いを定めた取材もできないし、良い原稿も書けない。正直に白状すると、この試合中の私は記者席で隣に座った先輩キャップと負けを想定した紙面を考えていた。勝てると思った場面が一度もないほど厳しい試合展開だった。9回のサヨナラ劇は記者席の記者のほとんどが立ち上がり、その瞬間は仕事を忘れて歓喜した。

