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突然の休部…甲子園でも投げた“195センチの逸材”が復活「佐々木麟太郎から三振を奪った1年生」高校野球から離脱した球児がMLBを目指せる理由

posted2026/07/29 11:04

 
突然の休部…甲子園でも投げた“195センチの逸材”が復活「佐々木麟太郎から三振を奪った1年生」高校野球から離脱した球児がMLBを目指せる理由<Number Web> photograph by Norifumi Nishio

今年3月に高校を卒業した宮内渉吾。 米強豪・アーカンソー大に進学が決まっている

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西尾典文

西尾典文Norifumi Nishio

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佐々木麟太郎から三振を奪った1年生――鮮烈なピッチングで注目を集めた右腕が、人知れず“復活”への道のりを歩み始めていた。高校野球を途中離脱した18歳に、MLBスカウトが熱視線を送っている。〈NumberWebレポート全2回の後編〉

 花巻東の佐々木麟太郎から三振を奪ったスーパー1年生――今から3年前、宮内渉吾は、将来を嘱望された投手だった。

 しかし、愛知県の名門・中京大中京高校の野球部を高2の冬に休部。以降、本格的な野球からは距離を置き、一般受験で大学進学を見据えていたという。

 そんな宮内を再び野球界の表舞台に引き上げたのがアスリートのマネジメントを行っている『IAA Sports Management』の代表、渡辺龍大だ。

「DMを送りました」

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 東京都出身の渡辺は、荒川リトルシニアから埼玉県の強豪である聖望学園でプレーした元高校球児。卒業後はアメリカの大学に渡り、2024年に同社を立ち上げた。野球から離れた宮内に手を差し伸べた理由をこう明かす。

「宮内の存在を知ったのは、MLBスカウトの話がきっかけでした。高校卒業後、野球を続ける気があるのか、現状はどうなのか知りたいけど分からない、と。球団関係者は直接高校生とやりとりできません。自分としても、すごい選手であることは動画を見てわかっていたので、アプローチしてみようといろいろ調べた上で、昨年11月に『アメリカという選択肢もあるけどどうですか?』と、DMを送りました。最初は断られたんですけど、宮内のような選手を何とかするのが自分の使命だと思い、その後も連絡を取り続けました。何度かやりとりするなかで、名古屋でようやく顔を合わせて話をすることができ、そこから本人も前向きに考えてくれるようになりました。一度東京に来てもらったのですが、本格的な野球から長い時間離れていたこともあって、球速は140キロ出ないくらい。この状態ではさすがにMLBと契約することは難しいと思い、まずはトレーニングしながらアメリカの大学を目指そうという流れになりました」

 宮内も、当時の心境の変化をこう振り返る。

「外国語系の学部に行って、いずれ留学するのも良いかなとは思っていましたが、卒業してすぐにアメリカの大学に行くということは考えていませんでした。でも、(渡辺から)DMをもらった後に両親とも相談して一度話を聞いてみることにしました。話を聞いていくうちに、野球でご飯を食べていければそれが一番良いと思うようになりましたし、アメリカに行くことで将来に生きてくることも多いと思って挑戦してみようと決めました」

【次ページ】 練習再開「短大レベルのボールじゃない」

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