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大谷翔平32歳…そろそろ“打者専念”すべき? 投手コンディショニング専門家が語る、“30代の二刀流”に必要な3つのケア「投手復帰後は球速に注目」

posted2026/07/25 06:09

 
大谷翔平32歳…そろそろ“打者専念”すべき? 投手コンディショニング専門家が語る、“30代の二刀流”に必要な3つのケア「投手復帰後は球速に注目」<Number Web> photograph by Getty Images

左ひざの状態が懸念される大谷翔平(32歳)

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杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

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コルチゾン注射ではなく、潤滑剤を膝に注入した――いま、大谷翔平の左膝に何が起こっているのか。投手コンディショニングの専門家に意見を求めた。〈NumberWebレポート全2回の後編〉

 ドジャースの大谷翔平は7月22日、フィラデルフィアでのフィリーズ戦前にブルペンでの投球練習を再開し、投手としての復帰に大きな一歩を踏み出した。捕手を座らせて31球を投じたあと、左膝の状態は良好だった様子。メッツ戦のためにニューヨークに遠征中の25日、またブルペンセッションを行う予定と伝えられている。7月3日以来となる登板に向け、まずはいい方向に向かっていると見ていいのだろう。

 とはいえ、32歳になった大谷が二刀流で出場し続ければ、身体に大きな負担がかかることに変わりはない。慎重なケアが必要になるとして、特にどこに注目すべきなのか。元ソフトバンク・ホークスの一軍トレーナーであり、ニューヨーク・メッツのセラピストとしても活動した小林睦宜(むつよし)氏に意見を求めた。

「注意して見るべきなのは球速」

「大谷選手が痛めているのは、投球時にブロッキングをする前足の左膝です。投げるたびに左足へ大きな負荷がかかりますし、1試合で100球近く投げることを考えれば、かなりの負担になってくる。だとすれば、今後注意して見るべきなのは球速です」

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 小林氏はメッツ時代の2023年、新人王投票で2位、サイ・ヤング賞投票で7位に入った千賀滉大のケアを担当した経験を持つ。現在は横浜DeNAベイスターズの東克樹をサポートするなど、投手のコンディショニング調整を熟知した同氏が指摘するポイントは興味深い。

「膝でしっかりブロッキングできなくなると、『ニーエクステンション(膝の伸展)』が十分に使えなくなります。そうなると下半身の力を利用して骨盤を回転させることができず、球速が落ちてくる可能性があります。その変化は数字にも表れてくるでしょう。もし球のスピードが落ちてくれば、『膝の状態が悪化しているのではないか』という一つのサインになります」

 大谷の今季の4シームの平均球速は98.1マイル、昨季は98.4マイル。0点台の防御率をしばらくキープした今季前半戦、バックネット裏から見ていても腰が引けるほどの豪速球を投げていた。復帰後はシンプルにその勢いを保てるかが焦点になる。

【次ページ】 怪物ゆえのリスク「たとえ球速を維持したとしても…」

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