- #1
- #2
JリーグPRESSBACK NUMBER
「非常にぬるいチームなので」川崎フロンターレDFの“問題提起”その後…谷口栄斗は何を伝えようとした?「自分自身もよりやらないと」本人が語った真意
text by

いしかわごうGo Ishikawa
photograph byMasashi Hara/Getty Images
posted2026/03/05 11:39
明確な結果を求めて東京ヴェルディから川崎フロンターレに移籍した谷口栄斗(26歳)。加入1年目ながら、勝利にかける思いは非常に強い
「自分自身もやらないと」本人が語った“真意”
令和になってから、Jリーグでもっとも多くのタイトルを獲得しているクラブは川崎フロンターレである。
だがリーグ優勝から遠ざかるにつれて、常連だったはずのタイトル争いの場に立つことも少なくなってきた。すると、勝負への執着も湿ってくる。2023年以降、3年連続8位に甘んじている順位も、現状を物語っているように佐々木には映る。彼も谷口と同じように、泥臭く戦うことで現状を打開していきたいと感じていた。強いフロンターレを取り戻すためには、誰もが自分に矢印を向けなくてはならない。
「自分が一番走ったり球際で戦ったり、切り替えを早くしたり、そういう意識付けは大事。相手の話になりますけど、(FC東京の)佐藤恵允選手が全力で長い距離を戻ったり、室屋成選手が球際で勝つとチームの士気が上がっていくし、それもチームを引っ張ることのひとつ。そういうところでも、見せていけたらなと思います」
ADVERTISEMENT
オフ明け、冷たい雨が降りしきる麻生グラウンドの練習では、いつもより引き締まった空気のなかで、激しい球際の争いと切り替えの応酬があった。選手たちの中で何かが変わり始めたように感じた。
すでに前を見据えていた谷口は、この日の練習後にその変化に触れている。
「監督も緩さの部分を言っていましたし、練習の雰囲気は少しは変わったのかなと思います。いい方向に行ってるんじゃないかなとは思ってますけど、自分自身もよりやらないといけない。選手みんなに対する伝わり方っていうのは、メディアを通してだったので良くなかったなと思いますけど、新しい選手が風を吹かせることができたら。いい刺激になればいいと思ってます」
チームが変わっていく兆しが生まれ、今度はその本質を問う局面に差し掛かっている。第4節の水戸ホーリーホックとの一戦は、答えを示す場となったのだろうか。
<続く>
