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「ミトマはユース時代から私の憧れだった」ブライトン生え抜き20歳MFが語る“三笘薫がリスペクトされる理由”「彼は練習初日から人間性が違った」
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田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byGetty Images
posted2026/03/04 17:11
ブライトンで4シーズン目を過ごす三笘薫(28歳)。クラブ内でリスペクトされる存在になっている
父親もブライトンの元選手というサッカー一家に育った彼は、昨夏に行われたU-21欧州選手権にもイングランド代表の主力として参加。スペイン(準々決勝)、オランダ(準決勝)、ドイツ(決勝)を撃破し優勝に貢献した。
地元メディアですら、三笘に期待していなかった
2022年夏に加入した三笘。ブライトンの地元メディアですら大きな期待は示していなかった。しかし加入初日から、そのワークレートで若手たちから一目置かれていたという。そして三笘は、ロベルト・デゼルビ監督が就任した22年秋からブレイク。ヒンシェルウッドが「規格外の才能の持ち主」と褒め称える存在へと進化した。
なおイングランド出身の彼は当然、三笘であっても40歳MFのミルナーであっても、「カオル」「ジェームズ」とそれぞれファーストネームで呼ぶ。
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そのミルナーとの年の差は20歳。ヒンシェルウッドの中盤後方に控えるミルナーから「あれこれ指示が飛んでくる」と言う。
「指示内容が良いときもあれば、自分にとって厳しいときもある。ただ、どちらにしても彼の指示を聞き入れるしかないね」
そう笑う姿には、若者らしい素直さがにじむ。
ここまで三笘は、ブライトンで3年半の時間を過ごしてきた。一方のヒンシェルウッドは、三笘がクラブに加入した22年当時、「トップチーム出場」を夢見る若者だった。月日は流れ、今では二人が同時にピッチに立つ光景も珍しくない。
憧れの存在と、背中を追い続けた若者。ヒンシェルウッドの言葉こそが、三笘薫という選手の本質を物語っている。規格外の才能だけでなく、積み重ねてきた日々の姿勢があったからこそ、いまでも若手の憧れであり続けているのだ。

