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高梨沙羅が号泣「まるでドラマ」だったスキージャンプ団体銅メダル…レジェンド・船木和喜はどう見たか?「いちばん褒めてあげたい」挙げた“ある選手の名前”

posted2026/02/14 11:02

 
高梨沙羅が号泣「まるでドラマ」だったスキージャンプ団体銅メダル…レジェンド・船木和喜はどう見たか?「いちばん褒めてあげたい」挙げた“ある選手の名前”<Number Web> photograph by Tsutomu Kishimoto / JMPA

それぞれが力を出し切り、混合団体で銅メダルを獲得した日本チーム

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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Tsutomu Kishimoto / JMPA

女子ノーマルヒルでスタートし、男子ノーマルヒル、混合団体と、3つの種目が終了したノルディックスキー・ジャンプ。その中で、日本は各種目1つずつ、3つのメダルを獲得した。

前半の日本チームの戦いをどう評価するのか。長野五輪のラージヒルと団体で金メダル、ノーマルヒルで銀メダルを獲得し、現在も現役ジャンパーとして活動する船木和喜が解説する《NumberWeb解説インタビュー全4回の第3回/混合団体のキーマン編》

◆◆◆

 女子ノーマルヒル、男子ノーマルヒルに続き、混合団体でも日本は銅メダルを獲得した。

 その試合を船木和喜はこう表現する。

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「技術的なもので何が失敗しているのか、失敗を探すのがすごく大変です」

「高梨選手と小林選手は、安心して見ていられる」

 裏返せば、日本の選手4名に失敗はなかったということである。

「力みは多少あったかもしれませんが、みんな大きなブレもなかったし、ふつうに飛べていた。それが表彰台、3位という成績に結びついたし、じゃあなぜ優勝じゃなかったのか、2位じゃなかったのかというと……技術的な部分でマイナスに働いたところはなかなかみつかりません。

 順番も妥当(丸山→小林→高梨→二階堂)で、僕がヘッドコーチでも同じにしていると思いますね。高梨沙羅選手は結果が出ていないとはいえ、小林陵侑選手とともに、安定して見ていられる、大きな失敗のない選手なんですよ。勢いのある丸山希選手を前に持ってくる。そこでポイントを獲って、安定している小林選手にバトンを渡す。高梨選手も大きく落とさないから、最後にいちばん波に乗っている二階堂蓮選手で逆転を狙う。そういう作戦だと思いますね。そして、みんな失敗なく飛んで終えられた。

 強いて言えば、テレマークですね。そこを4人で計8本、しっかり決めていれば、銀メダルであってもおかしくはなかったです」

【次ページ】 スロベニアとなぜここまで大差がついたのか?

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