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「マラソンといえば原軍団という形に…」青学大・原晋監督が明かした“次なる野望”の中身《別大マラソン3位》黒田朝日と描く「2時間3分台」の青写真
text by

酒井俊作Shunsaku Sakai
photograph byNumberWeb
posted2026/02/04 11:04
別大マラソン後の黒田朝日(左)、宇田川瞬矢(右から2人目)ら青学勢と原晋監督。箱根駅伝の絶対王者を率いる名伯楽の次なる野望は?
ベルリンで2時間3分台→ロス五輪という野望
黒田は卒業後もGMOインターネットグループで原の指導を仰ぐ。世界屈指の高速レースとされる9月27日のドイツ・ベルリンマラソンから28年のロサンゼルス五輪へ。かれらはそんなロードマップも視野に入れながら歩んでいくことになりそうだ。
そして、原が思い描く通りに2時間3分台をマークすれば、27年の秋に行われるMGCを待たずにロス五輪日本代表に内定する「MGC FASTPASS」を獲得できる。箱根から世界へと飛び出していく、その道はだれよりも速く走ることを追求するかれらのロマンであふれている。
一方で、周囲の期待が高まっても当の本人はどこ吹く風で、やはり飄々としていた。
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「実業団に入ってからはニューイヤー駅伝を、マラソン主体でやっていく。最終的には世界で戦えるランナーを目指していきたい。(別大マラソンは)あくまでそこに繋がる一歩だと自分のなかで考えています」
黒田は別大マラソン前後の記者会見で、このレースの位置づけを「通過点」と表現した。箱根駅伝史上、かつてない衝撃の走りを披露したランナーの目には、その先の景色がどのように映っているのだろうか。
「今回、MGCの出場権を獲得できました。(ロス五輪の)チャンスがないわけではないので、狙えるものはしっかり狙っていきたい」
いつも大口は叩かない。胸に思いを抱きながら、その視線の先には黒田だけが歩む道が伸びている。

