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「自分は苦労人じゃない」5年前はJ3→日本代表→ドイツ電撃移籍…DF安藤智哉27歳の逆転人生「W杯は諦めていない」「言語は…優しい人がGoogle翻訳を」 

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posted2026/02/04 11:00

「自分は苦労人じゃない」5年前はJ3→日本代表→ドイツ電撃移籍…DF安藤智哉27歳の逆転人生「W杯は諦めていない」「言語は…優しい人がGoogle翻訳を」<Number Web> photograph by AFLO

1月1日、ドイツ・ブンデスリーガのザンクトパウリに移籍したDF安藤智哉(27歳)

――ザンクトパウリは現在リーグ17位と降格圏内です。安藤選手には守備だけでなく、セットプレーなど攻撃面での期待も大きいのではないでしょうか(2025年はJ1で4得点)。

安藤 チームとしてそこまで多くの決定機を作れるわけではないので、セットプレーは自分の武器を出せる大きなチャンスだと思っています。チームには他にも背の高い選手が多いので、ターゲットが絞られにくいのは自分にとってもメリットですね。アビスパ時代、FWウェリントンにマークが集中した時に自分が空いたような形をここでも作っていければと考えています。

――チームメイトには日本代表の藤田譲瑠チマ(23歳)がいますね。どんな会話があるんでしょうか。

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安藤 年下ですけどチマは海外での経験が長いですし、私生活を含めいろいろと教えてくれる頼もしい存在ですね。

――普段は一緒に食事に行ったり?

安藤 昼食や夕食を一緒にとっていますよ。サッカーの話もしますし、ドイツでの生活のことや過ごし方とか、いろんな話をします。間違いなくチームのキーマンですし、ピッチ内でも良い関係を築いて引っ張っていきたいですね。

――同じクラブに藤田選手がいるのは心強いと思いますが、異国の環境に適応するのは簡単なことではありません。まだドイツに渡って間もないですが、感触は?

安藤 生活面においてもだいぶ慣れてきました。もともと「どの環境でもやっていける」という自信がありましたし、「難しい」と思えば難しくなるのであまり構えずにやっています。それに、チマはもちろんですが、ホペイロ(用具担当)の神原(健太)さんには通訳としてもサポートしてもらっていますから。唯一の課題は言語です。でもドイツの人たちはみんな親切で、お店で注文に困っていたらわざわざ「Google翻訳」を持ってきてくれたりするんですよ(笑)。車の運転でも道を譲ってくれるし、ハンブルク(ザンクトパウリ地区)はめちゃくちゃ住みやすいなって感じています。

目標だった「欧州5大リーグ」にいる日常

――ドイツ語と並行して英語の勉強もしているとか。

安藤 実は今、週に3回英会話レッスンを受けています。さらに来週からはもう一つ別のレッスンも追加する予定なんです(笑)。

――意欲的ですね! 学生時代から英語は得意だった?

安藤 いえ、ほとんどできません……でも、最初できなくてもやっていけるだろうという気持ちで飛び込んでます。もちろん、話せるに越したことはないので早く習得したいです(笑)。

――もともと、海外志向だった?

安藤 プロになってからはずっと「欧州5大リーグでやりたい」という強い思いがありました。最終的には条件面も含めたトータルでの判断ですが、ザンクトパウリに決めたのは、一番は監督やチームが自分を必要としてくれている「熱量」を強く感じたこと。それが最大の決め手でしたね。

――J3からキャリアをスタートさせ、ついに目標だった欧州5大リーグの一つであるブンデスリーガに到達しました。メディアではよく「苦労人」と紹介されることも多いです。

安藤 正直、自分では苦労人だとは思っていないんですよ。日本代表でもチームメイトにそう言われることがありましたが、自分が必死なだけで、「苦労」だとは捉えていないんですよね。

◇ ◇ ◇

 後編では、安藤が「今治での厳しい時間がなかったら勘違いしたまま終わっていたかも」と振り返るJ3時代や日本代表で得た課題を明かしている。〈つづく〉

#2に続く
「全員30オーバーだぞ」主将にケツを叩かれた1年目…27歳でブンデス電撃移籍DF安藤智哉の激動人生「理想は闘莉王さんと中澤さん」の深い理由

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