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酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
「178cmでも山本由伸君はメジャーで」“巨人の18番”桑田真澄がズバリ語る“データ実践教室”がスゴかった「今の選手はみんな好きですよね」
posted2026/01/31 11:02
「デジタル野球教室」での桑田真澄
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph by
Kou Hiroo
巨人の18番で登場すると…
2025年12月21日、ジャイアンツタウンスタジアムで「デジタル野球教室」が開催された。
主催者はスポーツイノベーションを推進するライブリッツ株式会社。中学生30人限定で野球教室を行った。中には宮城県仙台市からやってきた選手もいた。
単なる「野球教室」ではなく「デジタル」と題しているのは、選手たちの投打のデータを弾道測定器の「ラプソード」やバットスイングの計測器「ブラスト」などで計測し、それに基づいてライブリッツ社独自のシステムで解析し、アナリストやコーチが技術や体のメンテナンスなどについて指導をするからだ。これまで4回行われているが、今回はスペシャルコーチとして、巨人を退団したばかりの桑田真澄氏が、参加した。
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グラウンドに集まった選手たちの前に、今はライブリッツの社員になっている元ヤクルトの久古健太郎氏、同じく元ヤクルトで、WBCのアナリストとして豊かな経験を有する志田宗大氏、元ヤクルトで今は指導者になっている松井淳氏らが立った。
そして、司会者のアナウンスと共に桑田氏が登場した。
報道陣は「いったいどんな姿で来るのか?」と注目したが、なんと桑田氏はブルー地の巨人、ビジターユニフォームで登場した。背番号はもちろん「18」。選手たちはキャッチボールをした後で、投手、打者に分かれて計測をする。
大谷と由伸を引き合いに出した
「僕は中学の時からピッチャーを始めたのですが、キャッチボールについて今でも大切にしていることを2つ話します」
キャッチボールに際して桑田氏はボールを手に取ると、このように切り出した。
「野球のボールに、なぜ縫い目があるのかわかりますか? それは指にかけるため。では、指にかけて何をすればいい? ピッチャーは縫い目を活用して、いいストレート、いい変化球を投げていくのが大事なんですね。ストレートはしっかり回転をかける。 変化球も握りを変えて回転をかけたり、回転を少なくして落とすっていうのもある。今日は色々測定してもらって、どの変化球は回転を増やす、もしくは減らしたらいいのか。そのためにはどういうふうに指をかけ、どのグリップが良いかを学んでいこうと思います」
2点目はロサンゼルス・ドジャースで活躍する2人の名前を引き合いに出した。

