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「審判に文句をつけてた」栃木シティが一転“3年連続優勝”でJ2昇格のナゼ…45歳監督ホンネ激白「みすみす機会を失うのが嫌」「替える時はスパッと」 

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田村修一

田村修一Shuichi Tamura

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photograph byTsutomu Kishimoto

posted2026/02/06 17:02

「審判に文句をつけてた」栃木シティが一転“3年連続優勝”でJ2昇格のナゼ…45歳監督ホンネ激白「みすみす機会を失うのが嫌」「替える時はスパッと」<Number Web> photograph by Tsutomu Kishimoto

各カテゴリで3年連続優勝を果たし、2026年にJ2の舞台にたどり着いた栃木シティ。今矢直城監督にその歩みを聞いた

「過去5~6年間にヨーロッパではどんなハイプレスのチームがあるのか、いいサッカーをしているのはもちろん、あくまで結果を残しているのかを中心に見ていきました」

――J2でもJ3でも、いいサッカーをしていても勝てないチームはたくさんある。

「いいサッカーというのは主観も入るけど、誰が見てもわかるのは順位ですからね。自分たちと合う原則を実践しているチームはどこかとなったときに、PPDA(相手チームの自陣内でのパス本数÷自チームの守備アクション数)の数値が低いチームはハイプレスが多い。それを順位と照らし合わせていきました」

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――参考になったクラブは?

「ガスペリーニ時代のアタランタは参考になりました。映像で確認して――もちろんガスペリーニ監督と話すことは出来ないですが、原則はこれだろうというのが見えてきますから。他にはハンジ・フリックが行ってからのバルセロナも、ラ・リーガでは数値が一番低いんです。プレスのやり方、ウィングの置き方は、われわれとは違うけど参考になります」

みすみす機会を失うのが嫌なんです

――ハイプレスへのこだわりは、最もベースにあることですか?

「そう言えるのもチームが勝っているからです。もともとウチがやっていたことでもある。みすみす機会を失うのが嫌なんです。最初からミドルブロックだと、ハイプレスを自ら捨てることになる。ハイプレスをしても、結局はミドルサードに退くこともあるし、さらにディープブロックになることもある。そのオプションをひとつ減らすのを僕は理解できない。

 もちろん夏場などは、ミドルに退いて相手の裏のスペースを広くする考え方もある。でもハイプレスが通用するならばそのまま行きたい。ただ夏に4戦勝てなかった理由は夏だったからなのか、それとも前線のチョイスが悪かったからなのか(笑)」

聞こえは悪いかも知れないけど、反面教師として

――2018年、アンジェ・ポステコグルー1年目の横浜FMがスーパーハイプレスで裏をよく突かれ、強さと脆さの両方を露呈した。2年目はそこを変えたけど参考になりましたか?

「聞こえは悪いかも知れないけど、反面教師として参考になりました。当初、アンジェさんはワンサイドカットだった。でもJ1の選手は上手いので、ボールホルダーが前に運べる。付けられるし背後も狙える。それで2年目は、ボールに対してより直線的に行くようになった。それはエリキやマテウス、仲川輝人らが出力の高い選手だったので、直線的に行っているように見える。

【次ページ】 替えるときはスパッと替えます

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