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「ウソが少しでも入ると…」“独特すぎ”Jリーグ監督のマネジメント術「練習でも僕は“鬼替え”」「百年構想リーグは大きい」今矢直城45歳が明かす
posted2026/02/06 17:03
栃木シティの今矢監督。昇格を果たし続けるクラブをどうマネジメントするか、包み隠さず語ってくれた
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph by
Tsutomu Kishimoto
J2栃木シティ監督・今矢直城(45歳)インタビューの第2回である。
結果的に順当勝ちに見えた栃木シティのJ3優勝だが、内容を振り返れば決して平坦ではなかった。では苦しかった時期を、チームはどう乗り切ったのか。今矢独特のマネジメントとは、いったいどんなものであるのか。今矢の言葉は続く。
「普通にこれ負けていないか?」という内容が
――シーズン中で一番厳しかったのは、やはり4試合勝てなかったとき(7月19日の群馬戦から8月23日の金沢戦まで)ですか?
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「開幕から1勝1敗(2月15日:2−1相模原、2月22日:0−2群馬)で、その後11試合負けなかった。意外とJ3も行けるなとなって、FC大阪との首位攻防戦(5月3日、2−1)にも勝って1位になった。それなりに結果が出ていたのが、途中から……たとえば金沢戦(6月14日、2−1)は勝ったけど、内容的に苦しくて、普通にこれ負けていないか? といった試合だった」
――それは相手に研究されたのと、自分たちのパフォーマンスが落ちたのと両方だったのでしょうか。
「シンプルに個人の差で、金沢の選手の方が能力が高かった。鹿児島にも最後の最後で逆転して勝った(6月28日、2−1)けど、これもラッキーだった。相手が前半で10人になったのに後半に先制されて、11人対11人でまともに闘っていたら負けていたというのは、選手も僕も感じていた」
――それはバスケスバイロンが来る前(8月21日に町田からレンタル移籍。2026年はレンタルバックで町田に復帰)のことですね。
「バイロンとピーター・ウタカが出始める前です。群馬にはリーグ戦1分1敗で、栃木SCとも1分1敗、金沢には1勝1敗だけど、1勝は相手の監督交代直後のことで、勝ったのはラッキーだった。ホームでは完敗でした。7月から8月にかけては普通に負けていました」
突き放せ、突き放せとずっと言っていた
――どうやって態勢を立て直したのでしょうか?
「盛り返せた理由はちょっとわからない。岐阜戦(11月15日、0−2)がそうですが、最後の最後までけっこうキツかったです」
――岐阜戦は勝てば昇格が決まる試合で完敗。ああいう負け方をするんだなと思いました。

