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「審判に文句をつけてた」栃木シティが一転“3年連続優勝”でJ2昇格のナゼ…45歳監督ホンネ激白「みすみす機会を失うのが嫌」「替える時はスパッと」
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田村修一Shuichi Tamura
photograph byTsutomu Kishimoto
posted2026/02/06 17:02
各カテゴリで3年連続優勝を果たし、2026年にJ2の舞台にたどり着いた栃木シティ。今矢直城監督にその歩みを聞いた
「結果は覆らないからです。勝ちたいとかスタメンで出たいとか、結果ばかり追いかけていると逆に遠ざかっていく。恋愛も一緒で、欲しがれば欲しがるほどどんどん遠ざかっていく。『そんなことよりも、次にできることに集中した方がいいよ』と、シーズン当初から選手たちに言ってました。
最後に成功するのは集中力の高い人で、そうでない人たちは自ら結果を手放している。それこそ僕が来る前の栃木シティがそうで、映像を見てもレフリーのジャッジに文句をつけたり、20秒も30秒も同じことに拘っていて、切り替えられていない。つまり試合への集中力がなかった。それは優勝するチームのマインドではない。文句と言い訳はなくそうと話しています。負けに気持ちが集中してしまうと次の試合もうまくいかなくなる。だから一旦それは忘れて、次に何ができるのかを考えようと」
――ポジティブマインドはあなたの特徴のひとつで、日本的なメンタリティとはちょっと違っている。宮澤浩さん(元ニュージーランド五輪代表コーチ。現アル・ホロードコーチ)はあなたを「彼は日本人じゃないから」と言っていました(笑)。それはオーストラリアで育ったからでしょうか。
「たしかにオーストラリア人はポジティブな人が多いかも。『夢は絶対に叶うよ、やれば出来るよ』みたいな(笑)。それからサッカー以外の勝負事を勉強するのが好きで、バスケットやアメフトなどで成功している人たちの言動にしっくりくることがあります」(以下つづく)

