箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
青学大・原晋監督も警戒? 箱根駅伝“往路優勝”目前で暗転「悔しい4位」早大が強力ルーキー加入で狙う優勝…来季主将は「復路で好走の“一般組”」
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph byYuki Suenaga
posted2026/01/07 11:00
往路優勝目前だった早大は総合4位での大手町ゴールとなった。強力ルーキーが加入する来季は優勝候補の一角として臨むことに
往路2位という結果は、総合優勝に赤信号が点ったことをも意味していた。
それでももちろん、選手たちは諦めていたわけではない。復路のスタート、6区を任された山﨑一吹(3年)は18秒差を縮めようと序盤から攻めた。
「前が見えてはいたんですけど、(序盤の)上りで突っ込んでも差が縮まらなくて、結構きつかったです。下りに入って楽になってきても、どうしても差は縮まらず、悔しい走りになりました」
ADVERTISEMENT
2年連続6区の山﨑は前回よりもタイムを縮め、ほぼ設定通りに走り区間6位だったが、青学大の1年生、石川浩輝には1分以上の差を付けられてしまった。
「山﨑はよく頑張ったが、前が速かった」と花田監督も、相手が一枚上手だったことを認めるしかなかった。
7区には実力者の間瀬田純平(4年)を起用した。ここから巻き返しを図りたいところだったが、実は間瀬田は不安を抱えていた。これまでは3年連続で1区を担っており、今回ももちろんスターターを務めるはずだった。集大成の箱根に向けてぐんぐん調子を上げていたが、12月中旬に左足のアキレス腱を痛め、万全な状態で迎えることができなかった。
「多田(真、1年)も非常に練習ができていたのでかなり迷ったのですが、間瀬田も戻してきていましたし、競る展開になった時には、そういう展開を得意としている間瀬田の経験が生きると思いました。本人は『15km以降が不安だ』と話していたのですが、それがちょっと出てしまいましたね」
間瀬田は調子が悪いなりにレースをまとめはしたが、区間12位に終わり、チームは4位に後退した。
8区で失速のルーキーは悔し涙も
8区を走った堀野正太(1年)にも不安があった。今季はルーキーながら出雲、全日本と2つの駅伝に出場。11月中旬の上尾シティハーフマラソンでは1時間2分28秒と好走していた。しかし、その後にケガをし、調子がなかなか上がらなかった。
「遊行寺(16km付近からの上り)から勝負しようと前半を抑えたつもりだったんですけど、もういっぱいいっぱいで。1時間4分台では確実に行きたかったんですけど、無理でした」
順位こそ4位をキープしたものの、初めての箱根路は区間16位と苦い結果となり、レース後は悔し涙が止まらなかった。

