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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
箱根駅伝で圧巻の3連覇…青学大の“唯一の誤算”「1区で当日変更」4年生ランナーに何が起きていた?「心当たりがないんです。今でも原因がわからない」
text by

小堀隆司Takashi Kohori
photograph byNanae Suzuki
posted2026/01/05 17:00
2年前の箱根駅伝でも1区を走り青学大の総合優勝に貢献した荒巻朋熙。今年も同じ1区にエントリーされたが、無念の当日交代に
なぜ、このタイミングで熱が出るのか――?
思い当たることはひとつもなかった。寮の食事は栄養士に管理されていて、OBの鶴貝彪雅コーチが毎食栄養たっぷりのメニューを用意してくれる。うがいやアルコール消毒による手洗いも徹底していて、今季はインフルエンザなどの感染者もまったくでていなかった。
体調不良…原因は「まったく心当たりがないんです」
もちろん、荒巻にも主力としての自覚はあったという。
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「まったく心当たりがないんです。やっぱり箱根は4年間で一番かけていた大会ですし、これまででもっとも注意を払って生活してきたので。そこまでは調子も良くて、体調も万全だった。今でも原因がわからないです」
医師の診断は胃腸炎だった。ウィルスが原因とも考えられるし、過度なストレスや緊張による体の過剰反応だったのかもしれない。荒巻は「選手として最後までやれることをやるしかない」と前を向いたが、気力だけでは抗いがたい現実に打ちのめされた。
「その日の夜に、もどしちゃって。何も食べれなくなりました。睡眠もとれなくて。そんな感じですね……」
最後まで選手として走れる準備をしたが、体調が万全ではないのは誰の目にも明らかだった。
<次回へつづく>

