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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
箱根駅伝で圧巻の3連覇…青学大の“唯一の誤算”「1区で当日変更」4年生ランナーに何が起きていた?「心当たりがないんです。今でも原因がわからない」
posted2026/01/05 17:00
2年前の箱根駅伝でも1区を走り青学大の総合優勝に貢献した荒巻朋熙。今年も同じ1区にエントリーされたが、無念の当日交代に
text by

小堀隆司Takashi Kohori
photograph by
Nanae Suzuki
青山学院大学による史上初の「2度目の3連覇」で幕を閉じた102回目の箱根駅伝。圧勝劇に見えた絶対王者だが、実は原晋監督が「キーマン」と呼んだ4年生が起用できないという「誤算」も起きていた。本人が語った「異変」の内幕と、亡き親友への思いとは――?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
お腹に違和感を覚えたのは、大晦日の朝だった。
胃の辺りがムカムカとし、やがて下痢の症状にも見舞われたが、それでもまだ、青学大4年生の荒巻朋熙は一大事とは考えていなかった。緊張感からお腹が緩くなることは、これまでにも何度か経験していたからだ。
毎年12月29日に発表される箱根駅伝の区間エントリーで、荒巻は青学大の1区に登録されていた。いわゆる当て馬ではなく、実際に1区を走る予定で、大晦日も調整練習に余念がなかった。
熱を測ると…「38度8分の高熱」
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ただし、練習中に疲れを感じたため、荒巻は寮に戻り、早めに休むことにしたという。
明らかな異変を感じたのは、少し休んだ後だった。
「休んでもまだだるかったので、一応熱を測ったんですけど、そしたら38度8分の高熱が出てしまって。コーチと一緒に測ったので、葛藤する間もなかったです」

