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青学大に見せつけられた“差”「もう惨敗です」箱根駅伝6位・駒澤大が復路でも突き放された根本的な敗因「箱根だけに特化すればいいのか…」
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佐藤俊Shun Sato
photograph byYuki Suenaga
posted2026/01/04 11:00
駒澤大の大エース・佐藤圭汰は故障から回復しきれず、もっとも平坦な10区に起用。それでも区間新を出しただけに、万全ならと悔やまれる
主力の一角である谷中晴(2年)も故障の影響で本調子とは言えず、7区9位で終わるなど、この日、当日変更で復路に登場した3人の選手は、いずれも故障明けだった。
主力とエースの故障の影響で区間配置が大きく変わり、4区に村上響(3年)と5区に安原海晴(3年)を置かざるをえなかった。青学大を倒して優勝を目指す駒澤大としては、攻めとはいえず、“守り”の区間配置になってしまった。
故障者続出の理由は?
対青学大を考えると、攻めて相手の動揺を誘うことでミスを生じさせて、勝機を見出したかった。しかし逆に自分たちの区間配置がハマらず、ブレーキ区間を出すなど自滅。青学大を利する展開になってしまった。もしかすると山川と佐藤がベストで走れない状態に陥った時点で、青学大との勝負の行方は見えていたのかもしれない。
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では、なぜこんなにも故障者が出たのか。
「出雲と全日本に出た選手は疲労が出てくるので、その疲労をどう抜いて、箱根に向けて上げていくかということだと思うんです。今まで私は、全日本まで戦っていくと選手の疲労は残るので、その後に1回休ませて、11月末から12月頭に走り込みをするという流れで考えていました。でも、それで今回故障者が出てしまった。全日本から箱根までの作り方は、考え直していかないといけないと思います」
藤田監督は、冷静にそう言った。
距離を求めることと、コンディションを整えることは二律背反ゆえ、指導者としては悩むところだろう。
全日本に出走しなかった桑田の復調
今回の箱根では桑田駿介(2年)が2区で結果を出した。桑田は出雲に出走したがブレーキし、全日本大学駅伝は休んだ。その後、上尾シティハーフと合宿で調子を上げていくことができた。主力に全日本を休ませるということは容易にはできないが、桑田の調子の上げ方はひとつの参考になるかもしれない。

