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「日テレさんに『1秒どうにかなりませんか?』って…」箱根駅伝「シン・山下りの神」になり損ねた男が語った“まさかの言葉” 「やっちまいました」
text by

涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui
photograph byNanae Suzuki
posted2026/01/03 19:55
6区で区間賞を獲得した創価大の小池莉希。前回大会で樹立された驚異の区間記録にあと1秒と迫った
――お茶目な感じのインタビュー、面白かったです。
「別に狙っているわけではないんですけど、やっと全国放送で自分のキャラクターが出せました。区間賞を取れたのは成長ですけど、あの1秒足りなかったのが、積極的にレースをするけど、詰めが甘いというか、ずっと見てくださっている方にとっては自分らしい、と思っていただけるかな、と」
「区間2位だと思っていました」
――区間新は狙っていなかったんですか?
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「タイムを意識すると走っていて体が固まってしまうので。ただ、ラスト1kmくらいであれ、出るかな、と。ただ、ぶっちゃけ言うと、区間2位だと思っていました(笑)。駒澤の伊藤さんが前にいるのかな、と。函嶺洞門まで区間2位だったじゃないですか?
周りの応援も『区間賞とれるよ』という感じではなかったので、最後の最後までそこまで意識しなかったです。結果的にはやっちまいました(苦笑)。ゴールして、日テレさんに『1秒どうにかなりませんか?』ってお願いしたんですけど、どうにもなりませんでした(笑)」
――ならないでしょ(笑)。いつも厳しい言葉を投げかけてくれる川嶋(伸次)総監督にはなんと言われましたか?
「『やるじゃないか』って、やっと褒めてもらえたんですよ。ようやく喜んでもらえました。前回は10区で順位を落としてかなり怒られたので。あ、佐久長聖の高見澤(勝)先生にも電話したんですけど、『おい、1秒!』って叱られました。でも内心、絶対喜んでくれていると思います」

