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原晋監督と妻が“初めて出会った日”「胸に赤いバラを挿しておくから」電話口での冗談…青学大を“箱根駅伝の常勝軍団”に育てた夫婦の結婚秘話
text by

原美穂Miho Hara
photograph byJIJI PRESS
posted2026/01/03 06:02
青学大の原晋監督と、妻で寮母の美穂さん
わたしとしては、初対面の男性の前で「お見合い」という単語を口にするのは、そんなに結婚をしたがっている人なのかと思われそうで、気が引けます。何度か押し問答を繰り返したあと、しぶしぶ、「お見合いなの」と告げると、彼はその答えをまったく想像していなかったようで「お見合いか、そうか、お見合いか」と繰り返していました。
とにかく映画は見ずに解散しました。
「お見合い、どうだった?」翌日の電話
「お見合い、どうだった?」と自宅に電話がかかってきたのは翌日だったと思います。
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それまで繰り返してきたお見合いの相手と、彼との出会いは何が違ったのか。明るく、お話も上手で楽しそうな人ではありましたが、一番の違いはタイミングのような気がします。
わたしは繰り返すお見合いに疲れてきていたし、彼は、それまで続けてきた陸上を辞め、営業マンとして再スタートを切る時期を迎えていました。ことさらドラマチックに語る気持ちはありませんが、それぞれが立ち止まったときに、出会うべくして出会った人なのかなと思います。今となってふり返ると、そんな不思議な出会いでした。
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