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写真集が大反響、人気急上昇のウラで…ビーチバレー“のあまゆ”はなぜ解散したのか? 菊地真結24歳が打ち明けた「衣笠乃愛との関係性」「日本代表を目指したい」
text by

吉田亜衣Ai Yoshida
photograph byAsami Enomoto/Kazuaki Matsunaga
posted2026/01/10 11:03
春高ヒロイン→ビーチバレーで活躍する菊地真結のインタビュー(第3回)
菊地が歩み始めた“新しい道のり”
心機一転始まった2年目のシーズン、菊地はいろいろな人とペアを組み、自分を高めていこうと決めた。
「他の選手と組んだ時の自分の強みも知りたいし、どこまでいけるのか挑戦してみたいと思いました。昨年までは、先輩の意見を聞くのに必死で、自分から積極的に話す感じではなかったんですけど、自分から戦術なども提案するように意識しています」
菊地が今シーズンペアを組んできた選手の中に、東京五輪、パリ五輪に日本代表として出場したオリンピアン・石井美樹(ラストウェルネス)がいる。実はかねてからペアを組んでみたいと思っていた大先輩の一人だった。
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「美樹さんとペアを組んだ方たちが皆、『すごかった』と言っていて、その『すごさ』は組んだ人しかわからない。一度は組んでみたいという気持ちはありました。一緒に練習や試合を経験させていただきましたが、やっぱりオリンピアンは違いますね。練習に対する意識はもちろん、ひとつひとつのプレーや最初の一歩の出し方とか本当に細かいところまで意識してやっていることが伝わってきました。そんなところまで考えているんだと」
先輩・石井が語った“菊地真結の強み”
2025年8月下旬に開催されたジャパンツアー第6戦青森大会に石井とペアを組んで出場。当然、相手チームは菊地にサーブの的を絞り、潰そうと企ててきた。
暑さにも襲われ体力を消耗する中でも、菊地は石井の的確なトスと持ち前の攻撃テクニックでボールを操り、得点を量産。世界でもトップクラスのスピードを持つ石井の動きに引っ張られるように躍動した。その結果、ジャパンツアー初優勝。頂点からどんな景色が見えたのだろうか。
「青森大会は日本代表クラスの選手が不在というのもあって、もちろん優勝した嬉しさはありましたけど、次の週の第7戦グランドスラムエスコンフィールドHOKKAIDO大会では準優勝だったので、自分の力はまだまだだなって思いました。でも、コーチから『青森大会は優勝できるチャンスだけど、運を持っていない選手はそれでも優勝を逃すんだ』と言われていたので、そこは安心しました」
ペアを組んだ石井は、『菊地真結』という選手をどう見ていたのだろうか。
「いろんな選手とペアを組んできましたが、誰よりも1本目のパスが上手で崩れない。ピタッと正確に返ってくるので、トスを上げるのがラクですし、サイドアウトに集中することができますね。逆に課題は、若いからいっぱいあります(笑)。もっと身体を強くして追い込んだ練習をこなせば、さらに強くて切れのあるスパイクも打てる。ディフェンス面では勘が鋭い分、今は先に身体が動いてしまっているけど、真結ちゃんの身体能力なら見てから動いてもボールは上がるし、もっと簡単に取れるようになると思います。海外でプレーするならそこは必要な技術ですね」(石井)


