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「日本人初“1億ドル”大型契約も」八村塁“電撃移籍”の可能性は? NBA名物記者の新証言「レイカーズはトレードしたがっていない。だが…」
text by

杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byEmilee Chinn/Getty Images
posted2025/12/10 11:02
レブロンとの豪快アリウープダンク決めた八村塁(27歳)
もっとも、昨季までThe Athleticのレイカーズ番記者を務め、現在はBuha's Blockというポッドキャストを運営するジョバン・ブハ氏は背番号28が今季、所属チームを変える可能性は低いと見ている。
「私が理解している範囲では、レイカーズはルイをトレードしたがっていない。彼らはルイを本当に気に入っていて、高く評価している。もっと可能性が高いのは、ゲイブ・ビンセント、マキシ・クリーバー、ダルトン・コネクトのような選手と、ドラフト1巡目指名権をうまく利用したトレードではないか。もちろん“ルイを放出してでも”とレイカーズが考えるレベルの選手は存在し、たとえばヤニス・アデトクンボが獲得可能なら話はまったく別。とはいえ、レイカーズがルイの交換要員として考える選手のハードルはかなり高い」
「理解している」八村の言葉の重み
少なくとも現状では、レイカーズと八村は相思相愛なのだろう。八村もリーグ最大の名門チームの一員でいることを好み、そのことは頻繁に口にしてきた。オフェンス面で「underused(もっと使われてしかるべき)」になりがちなことは記してきたが、それも納得し、受け入れている印象がある。
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「(ドンチッチ、レブロン、リーブスのような選手たちと)一緒にプレーしている以上、こういうことがあるのは承知のうえだし、理解しています」
FG試投回数1本のみで無得点に終わった12月1日のサンズ戦後、そのように述べていた。また、ドンチッチ、レブロンがともに欠場した同5日のセルティックス戦後にも、「チームがどういう状況であろうが僕の役割はだいたい同じです。(違いは)ボールがもっともらえるかもらえないかなんで(笑)」と笑いながら語る度量があった。
5日の取材時、“もっと存分に暴れられる環境もあるが、常に勝利を目指すことが求められるレイカーズでのプレーを好んでいるのか”と尋ねた際も、答えは明快だった。
「そうですね、(レイカーズだと)毎試合毎試合がいつも大きい試合、意味のある試合になります。そこでは面白い試合になるなと思いますね」


