超絶ラリーも話題のカットマンが本音「早く終わるに越したことはない」“個性派ヒロイン”橋本帆乃香27歳が語る「相手が絶望する瞬間」「最初しんどかった」 

「そのときの監督、コーチの方がカットマンだったので、そこで戦い方や基礎になる部分をすごく教えていただいて、どんどん結果が出るようになりました。自分はこのカットマンという戦型で世界を目指そうと決めることができたと思います」

　以来、カットマンであり続ける橋本の近年の好成績は、粘り強く打ち返しながら、機を見て攻撃を仕掛ける「攻撃力」にも裏打ちされている。

　対中国選手の好成績について触れる中で、橋本もこう語る。

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「攻撃する部分が他のカットマンの選手に比べると多いと思います。意外性のあるプレーができるのが自分の特徴だと思うので、そういった部分で相手からすると対策しづらかったり、相手が想定していないプレーをすることで、私が得点を獲りやすいというのがポイントの1つなんじゃないかなと自分では思います」

国際大会で活躍を続け、世界ランキングは10位まで上昇した　©JIJI PRESS

長引くラリーの本音「早く終わるに越したことはない」

　攻撃性を持つとはいえ、ラリーが長くなるのは常だ。

「ラリーが長引いているからうまくいっているというわけではなく、早く終わるに越したことはないですね。常に変化をつけながらラリーはしていますし、それこそ1球1球変化をつけていて、長いラリーになってもできるだけ自分の展開になるようにしています。それでも相手が何をしてくるかは分からないので、全部が全部自分の展開というわけではないですけど、その中で点を獲りきるのがカットマンのよさだと思っています」

　カットマンの返球は、相手のところに届くまで相対的に時間がかかる。そのわずかな時間で橋本は思考を巡らせ、「次」への準備を行う。

「相手がどこに打ってくるかを考える以上に、相手の打球にそなえて次に自分がいるべき距離とか、次に何をするかをある程度考えています」

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