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じつは「ドジャース26-34ブルージェイズ」打率もOPSも防御率も劣るのに…WS連覇の2大要因「山本由伸ら先発陣の緊急出動」、打撃は?

posted2025/11/04 17:38

 
じつは「ドジャース26-34ブルージェイズ」打率もOPSも防御率も劣るのに…WS連覇の2大要因「山本由伸ら先発陣の緊急出動」、打撃は?<Number Web> photograph by Patrick Smith/Getty Images

数字で見ると、じつはブルージェイズが圧倒的だったワールドシリーズ…ドジャース連覇の要因とは

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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日米球界の総決算となったワールドシリーズと日本シリーズをデータで振り返ると、意外な事実が見えてくる。〈NumberWebレポート/全2回〉

 毎年、日本シリーズとワールドシリーズ(WS)は時期が重なるが、ここ2年は日本人メジャーリーガーの活躍があったので、記録を追いかけるのが誠に大変だった。

 MLBは2020年にコロナ禍での臨時措置として無死二塁からのタイブレーク制を導入したが、23年からは公式戦は恒久的にタイブレーク制となった。しかしポストシーズンではこれが適用されない。このために、シーズン中は見られない死闘が繰り広げられるようになった。

第1・2戦:大谷WS1号、由伸PS2連続完投

 あらためて各試合の展開を振り返っていこう。

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《WS全7戦の経過》※日付は現地
10月24日 ロジャースセンター
〇ブルージェイズ11-4ドジャース●
ド011000200|4
ブ00020900x|11

先発:ブルージェイズが新鋭イェサベージ、ドジャースがスネル。

 イェサベージは2回、キケ・ヘルナンデスのタイムリーで先制を許し、3回にもスミスのタイムリーで2点を取られるが、スネル相手に4回にバーショーが1発を浴びせ、6回に無死満塁としたところでスネルを引きずり下ろす。代わったシーハンからタイムリー、押し出し、タイムリー。さらに代わったバンダからバージャーが満塁ホームランを放つなどこの回一挙9点を奪った。大谷は7回にフィッシャーからWS1号となる2ランホームラン。

10月25日 ロジャースセンター
●ブルージェイズ1-5ドジャース〇
ド100000220|5
ブ001000000|1

先発:ブルージェイズがゴーズマン、ドジャースは14日のリーグ優勝決定シリーズで完投勝利した山本由伸。

 ドジャースは初回、スミスのタイムリーで先制、山本は3回に死球と安打で1死一、三塁としてカークに同点犠飛を打たれる。7回、ドジャースはスミス、マンシーのソロ2本でリードを奪い、8回にも2点を追加。山本は105球でポストシーズン2試合連続完投勝利。大谷翔平は4打数1安打。

第3戦:大谷の猛打だけでない18回死闘

 第3戦から舞台はドジャースタジアムとなり、いきなりWS史に残る激闘が繰り広げられる。

【次ページ】 第4・5戦:ブルージェイズがド軍救援を引きずり出し…

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