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「シュッとしたでしょ?」西田有志がバレーボール日本代表“休養期間”で激変したワケ「体重は変わらないけど、身体は相当変わりました」 

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田中夕子

田中夕子Yuko Tanaka

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photograph byAsami Enomoto

posted2025/10/25 11:00

「シュッとしたでしょ?」西田有志がバレーボール日本代表“休養期間”で激変したワケ「体重は変わらないけど、身体は相当変わりました」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

ロス五輪を見据え、7月のネーションズリーグと9月の世界選手権への出場を辞退し、代表を休養した西田有志

 186cm、世界のオポジットの中では群を抜いて小柄だ。常にそびえ立つ壁に負けないよう打ち抜くためには、パワーとジャンプ力は不可欠。'18年に18歳で日本代表へ選出されてからも、人一倍ウェイトトレーニングに取り組み、特に背面の強化に努めてきたが、その意識が180度変わった。

「僕はずっと、高く跳んで強く打つには背中が大事だと思っていたんです。でも今回合宿をする中で、ジャンプや力強さは、足裏から全部つながっていることがわかった。僕の先生たちから見れば、今までの僕はわからずガムシャラに跳んでいただけなので、いわば知識のない赤ちゃんと同じ。1回目のセッションを終えた時『やっと有志が生まれたね』って言われました(笑)」

 力強さだけでなく、動きにしなやかさが加わった。ジャンプに加え、数字に顕著な変化が表れたのがサーブだ。

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「今までは試合で121とか122kmぐらい出ていたんですけど、今は練習からコンスタントにそれぐらいで打てるようになった。試合になれば127~129kmぐらいは出せる自信、ありますね」

進化ゆえの弊害

 世界最速サーブは、ポーランド代表のウィルフレド・レオンが記録した時速138kmと言われている。現時点で130kmに迫る数字を平然と「自信がある」と言い切る一方で、肝心のアタックには思わぬ弊害も生じているという。

「ジャンプ力が上がって跳びすぎているので、コンビを合わせる段階までたどり着けてないんです。いつもの感覚で打とうとしても、手のひらの下に当たるので、トスはボール2、3個分高く上げてもらわないと腕を振り切れない。フィットするまで、結構時間もかかると思います」

 難しい、と言いながらもその表情はどこか嬉しそうでもある。

「面白いんです。どうなるかは正直わからないですけど、自分の100%にいかに合わせてもらうか。80%のクオリティで合わせるなんて面白くないじゃないですか。『俺は100%で行くから、100%で合わせろよ』ぐらいのテンションじゃないと、いいものはつくれない。これぐらいまで落とそうか、じゃなくて、ここまで来いよ、と高いレベルまで引き上げたいんです」

【続きを読む】サブスク「NumberPREMIER」内《独占インタビュー》「学ぶって、マジ、面白いっす」西田有志が語る日本代表“休養期間”にやっていたこと「身体の構造や原理原則を理解していたかといえば…」で、こちらの記事の全文をお読みいただけます。

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