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《独占インタビュー》「学ぶって、マジ、面白いっす」西田有志が語る日本代表“休養期間”にやっていたこと「身体の構造や原理原則を理解していたかといえば…」

2025/10/14
パリ五輪を終え、代表休養を宣言したサウスポー。その目的は単なる休息や私生活の充実などではなく、一から身体と自身のバレーを作り変えることだった。すべてはロス五輪のために。その決意と成果を語る。(原題:[代表休養の裏で]西田有志「学ぶのマジ面白い」)

 あ、変わった。

 思わず口をついて出た。大阪ブルテオンのユニフォーム姿の西田有志を見た時だ。

「そうだろう」と言わんばかりに、真新しいキャプテンマークをつけた西田が笑う。

「シュッとしたでしょ? だいぶ(身体が)締まったんですよ。体重は変わらないんですけど、身体は相当変わりました」

 7月に千葉で開催されたネーションズリーグや、9月にフィリピンで開催された世界選手権。日本代表が戦った国際試合に、西田の姿はなかった。4月に発表された今季の登録選手44名には名を連ね、6月のキックオフ会見にも登壇したが、合宿や試合などの代表活動には参加していない。

 昨夏のパリ五輪直後に「休養」を示唆していたこと。2022年に結婚し、昨年現役引退した紗理那夫人の妊娠が7月に発表されたことも重なり、家族との時間を優先させたと安易に捉える声もあったが「そんな発想があるのかと思うだけで気にもしなかった」と苦笑し、日本代表から離れて過ごした約1年を回顧する。

「やるべきことをやってきたし、やってきたと知っている人たちがいるからそれでいい。僕にはものすごく有意義な時間でした」

「とにかく休みなく、ずっと動き続けてきましたね」

 5月にアジアクラブ選手権を終え、間もなく迎えるSVリーグの開幕まで約5カ月の間、西田は何をしてきたのか。

「徹底的に鍛えて、学びました。ここに筋肉がつきやすいとか、こうすれば跳べるという表面的なことはわかっていたつもりでしたけど、身体の構造や原理原則を理解していたかと言えばそうじゃない。自分の身体の中で何が起きているかを学んで、直して、変える。とにかく休みなく、ずっと動き続けてきましたね」

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photograph by Asami Enomoto

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