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スポーツ百珍BACK NUMBER
「織田裕二とKくん、師弟関係ステキ」世界陸上はなぜ“ご新規さん”にウケたか…国立で初観戦ご婦人勢に聞く「きゃー！ デュプランティス～」
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byNanae Suzuki
posted2025/09/27 17:04
世界陸上を現地観戦して実感した、織田裕二の偉大さとは
〈きゃー！ デュプランティス～！！〉
遠目から見ても均整の取れたデュプランティスの大人気ぶりは想定内だったが……驚いたのは銀メダリストのカラリスにも負けずとも劣らぬ歓声と拍手が送られていたこと。絶対王者に食らいつきつつ、世界記録を目指すデュプランティスのためにハンディファンで送風係になったり、6m30が成功すると、他の選手たちと熱いハグを交わした。ライバルだけど同じ高みを目指す仲間という関係性が、国籍を超えて多くのファンの心を打ったのだろう。
織田裕二とKくん、師弟関係ステキ
競技開始前からほっこりとした気分になり、いざ会場へ。隣に着席していたのは、毎日TBSで生中継しててハマったという3人のご婦人だった。
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〈私たち、スポーツ観戦初めてなので、何か変な発言あったらすみません〉
今までスポーツとあまり接点のなかった人々が生観戦に訪れている事実に巡り合う。うーむ、これは連日地上波放送だからこそ生まれたご新規さん。全くスポーツの門外漢なんですよ、なら村竹ラシッドや中島佑気ジョセフ、落合晃とかに注目すると……といった感じで会話が弾むうちに、世陸にハマったきっかけを教えてくれた。
〈織田裕二の熱い説明ですっかり魅了されちゃったんですよー〉
〈Kくんとの関係、先生と生徒みたいな師弟関係なのもステキよね〉
極論すれば、陸上愛を熱く語り続けた「織田裕二」はやっぱ本当に偉大なんだな、と実感した次第。そして実際に生で競技を見ていても、その思いを強くすることになる。〈つづく〉
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