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TBSでは報じられない? まさかの衝撃発言も…“世界最速のオタク”ノア・ライルズの爆笑会見ウラ話「アニメには人生より大きなストーリーがある」
posted2025/09/19 17:48
100mでは銅メダルに終わったアメリカのノア・ライルズ。大本命とされる200mではどんな走りを見せるか
text by

涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui
photograph by
Kiichi Matsumoto
9月18日、男子200m準決勝3組。ノア・ライルズ(アメリカ)は今季世界最高となる19秒51という圧巻の走りを披露。国立競技場を大いにわかせ、決勝への期待感はいやがおうにも高まった。
そのスタート前、レーン紹介で自分のところにカメラが寄ってくると、ライルズはいつものように何かアニメのポーズをとっていた。最初は何のポーズがわからず、記者席隣に座る生島淳さんと「何だろう?」と笑っていたのだが、レース終了後、すぐにスポーツ新聞のWEB記事が漫画「ワンピース」の主人公ルフィの「ギアセカンド」であることを教えてくれた。
その瞬間、4日前のライルズの声が蘇ってきた。
100m後のメダリスト記者会見での一幕
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「I’m gonna be king of pirates!」
男子100mのメダリスト会見。金メダルのオブリク・セビル、銀メダルのキシェーン・トンプソンとライルズが並んだ会見。主役は銅メダリストだった。
レースを制したセビルはポツポツと言葉を選びながら話をしており、その様子からは普段は落ち着いた控え目な人柄なんだろうなということが伝わってきた。最速の称号を手にして、ユニフォームのファスナーを自ら全開にした直後にしては、ちょっと意外なくらいの落差だった。
「9秒77は出せたことには満足しています。怪我が続き、なかなか満足に練習できないシーズンもあった中で、今季は順調だった。世界陸上で4位が続いたけど、今回勝てた一番の理由は、健康だと思っています」
トンプソンはイケイケではないものの陽気な雰囲気を漂わせている。日本人がイメージする陽気なジャマイカンといった感じだろうか。
「パリ五輪に続いて銀メダルだったね。でも本当にいいレースができたよ。もちろん勝ちたかったけど、レースそのものを楽しめた。スタートから集中して走れていたけれど、ラスト5mくらいのところでちょっと乱れてしまったかな」

