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「女子プロ界の榊原郁恵と熱愛!」人気絶頂のドカベンとの疑惑、19歳でハリウッド女優に…ジャンボ堀が明かす、全女に結婚を“ゴリ押し”された秘話
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伊藤雅奈子Kanako Ito
photograph byL)東京スポーツ新聞社、R)Shiro Miyake
posted2025/10/03 11:00
ハリウッド映画にも出演した元女子プロレスラー・ジャンボ堀さんのインタビュー(第1回)
――2人で食事をしたり?
堀 ごはんを食べるときは、こっちは俊マネ、向こうもマネージャーさんがかならずいました。「ほんっとにタイプじゃないんで。身長だって、私より低いよね? 無理、無理!」って本人にはっきり言ってたし、一緒に歩いてても、向こうは一歩下がるのね。「ねぇ、お付きの人みたいだから、そういうのやめよ」とか言って。全女の試合が大阪であると、俊マネがかならず呼んでて、向こうのキャンプ場に行ったことがあったかな。
――キャンプ場まで行ったんですか?
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堀 (全女の中継番組を放映していた)フジテレビの企画でね。なんば球場っていうの?
――大阪・なんばエリアにあった、南海のホームである球場ですね。
堀 その球場に、全女の試合が終わってから行って、裏側とか誰もいない球場を案内してもらったこともある。次の日は、昼間から大阪の街を案内されたんだったかな。
「ドカベン、“女子プロ界の榊原郁恵”と熱愛!」
――2人きりで?
堀 そう。「(双方の事務所関係者が)誰も行かない」って言うから。俊マネージャーから「試合前まで行ってきていいよ」って言われて、行かされた。そしたらね、(報道カメラマンに)撮られてて、翌日の関西のスポーツ新聞の一面に、「南海ホークス ドカベン “女子プロ界の榊原郁恵”と熱愛!」って大きく載っちゃって。「えー、私って榊原郁恵なのー? (松田)聖子ちゃんじゃないんだ」みたいな。
――そこですか(笑)。
堀 一面って関西と関東では違うから、それほど大阪ではすごい人気で、歩いてたら普通に「ドカベン!」って何度も声をかけられてた。で、関東のほうはどうなんだろうって聞いたら、「出てる。ちっちゃく」って。おまえ、東京ではどんだけ人気ねぇんだよ、みたいな(笑)。
――最終的に、「おつきあいしてください」という正式なアプローチはあったんですか?
堀 そういう言葉は言われたけど、「絶対無理」って。でもね、その間はホームランの記録を結構出してたんですよ。
――結婚していたら、すごく大きな話題になったでしょうね。
堀 ……かなぁ。結局、スチュワーデス(キャビンアテンダント)と結婚したんだよね。よかったじゃん、もらってくれる人がいて。

