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「戦術軽視じゃないけどブラジルと大違い」“日本代表戦のNHK解説者”にブラジル人記者が衝撃「クボがメキシコ戦MVP」「米国戦予想スタメンは…」
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byJIJI PRESS
posted2025/09/09 11:05
ドリブルでメキシコ守備陣をはがす久保建英
「最も出来が良かったのが渡辺で、6.5点。板倉も、大きなミスがなく、6.5点。瀬古は、多少のミスがあったので6.0点。故障した板倉の代わりに入った関根大輝は、可も不可もなく、6.0点」
――ボランチ、ウイングバックは?
「遠藤も鎌田も6.5点。遠藤は例によって安定していたし、鎌田は見事なフィードがあった。途中出場の佐野は6.0。守備は堅実にこなしたが、攻撃面の貢献は乏しかった。
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右の堂安は6.5点。前半、良い飛び出しで決定機を作った。左の三笘薫は、やや期待外れ。良いプレーもあったが、縦への突破がほとんど見られず、6.0点。後半、右に入った伊東純也もドリブル突破がなく、平凡な出来で6.0点。後半、左に入った前田は攻守にいいところがなく、5.5点」
――シャドーと1トップは?
「久保は終始、積極的にプレーして再三、シュートも放った。6.5点だけど、この試合のMVPに選びたい。南野は元気がなかったね。5.5点。彼は、元々、攻守の波が大きい。この試合のような出来では、ポジションを失うんじゃないかな。終盤に入った鈴木唯人は、プレー時間が短かったので採点なし。上田は、ゴールこそ記録できなかったけれどポストプレーなどで頑張っていた。6.5点。終盤に入った町野修斗はプレー時間が短かったので採点なし」
シャドー起用があり得る“いくつかのオプション”とは
――森保監督の采配は?
「先発メンバーの人選は妥当だったと思うが、選手交代で違いを作り出せなかった。6.0点」
――今後、もし南野が先発メンバーを外れるとすれば、代わりに誰が入ると思いますか?
「いくつかのオプションが考えられるね。最も自然なのは、ボランチの守田英正と田中碧が故障から復帰すれば、鎌田を南野のポジションである左シャドーへ入れる。あるいは、伊東純也を右のウイングバックで先発させて堂安を入れてもいい。今後、鈴木唯人が成長すれば、彼を抜擢することも考えられる」
NHK中継の解説にビックリ…米国戦先発は?
――現在、あなたは東京に滞在していて、この試合はNHK総合の中継を見たそうですね。この試合の解説者は林陵平氏(東京ヴェルディ、柏レイソルなどでFWとして活躍)でしたが、対戦するチームのシステムの噛み合わせなど戦術面を細かく伝えることで定評があります。彼の解説をどう思いましたか?

