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鎌田大地がズバリ指摘「このレベルの試合になると…」日本代表がW杯で勝つための“核心”とは?「三笘薫も本大会を念頭に…」メキシコ戦現地ウラ側 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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posted2025/09/08 17:01

鎌田大地がズバリ指摘「このレベルの試合になると…」日本代表がW杯で勝つための“核心”とは?「三笘薫も本大会を念頭に…」メキシコ戦現地ウラ側<Number Web> photograph by JIJI PRESS

メキシコ戦の先発メンバー。多くの選手から「本大会でどう戦うか」を想定したコメントが聞かれた

W杯で勝つために…鎌田大地が指摘した“核心”

 メキシコとはコロナ禍の20年11月に対戦し、0対2で敗れている。その試合にも先発した鎌田大地は、「前回やったときから、自分たちが成長している部分は感じられた」と分析した。そのうえで彼は、この試合の核心に触れる。W杯ベスト16の壁を破るための課題を、指摘した。

「今日のようなレベルの試合になってくると、カウンターでよりスピーディに、よりゴールに直結するようにプレーできれば、もっとビッグチャンスは作れたと思います。アジアの戦いとは違って常に崩すということではなく、よりヨーロッパのサッカーに近いもの、奪ってからの素早いショートカウンターはすごく大事になってくる」

 特に前半はミドルサードでボールを奪い、ショートカウンターを繰り出す場面を作り出した。同時に、ショートカウンターへ持っていけない場面もあった。鎌田が続ける。

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「いい奪い方はできていましたけど、最終的にシュートへ持っていけない場面があった。そういう部分はチームとしての課題だと思いますし、積み上げていかないといけないものだと思います」

 W杯の出場権をつかむアジアでの戦いは、「引いた相手をいかに崩すか」というテーマと向き合うものだった。相手はあらかじめ守備のセットを整えているので、カウンターのシチュエーションにはなりにくい。

 ここからは、違う。ボールを握られる時間もあるからこそ、カウンターの精度に着目すべきなのだ。相手の守備が整う前にゴールへ向かっていく姿勢を、意識していかなければならない。

【次ページ】 W本大会を念頭に置いた三笘薫の言葉

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