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鎌田大地がズバリ指摘「このレベルの試合になると…」日本代表がW杯で勝つための“核心”とは?「三笘薫も本大会を念頭に…」メキシコ戦現地ウラ側 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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posted2025/09/08 17:01

鎌田大地がズバリ指摘「このレベルの試合になると…」日本代表がW杯で勝つための“核心”とは?「三笘薫も本大会を念頭に…」メキシコ戦現地ウラ側<Number Web> photograph by JIJI PRESS

メキシコ戦の先発メンバー。多くの選手から「本大会でどう戦うか」を想定したコメントが聞かれた

W本大会を念頭に置いた三笘薫の言葉

 裏への抜け出しが相手DF陣を苦しめた一方で、南野拓実の決定機につながったようなクロスは少なかった。ここぞという場面で相手ゴール前へ、何人も押し寄せるような迫力も乏しかった。

 三笘薫の分析が、チームの課題を映し出す。

「裏への抜け出しとか良かったところも多いですけど、最後のシュートを打ち切るところ、中へのクロスボールも少なかった。もっともっと人数をかけていくべきところは、修正したいと思います」

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 自身もチャンスはあった。「最後のところを決め切れるかどうかで、チームの勝利に関わってくる。精度を上げたいです」と話し、「こういうところで勝っていかないといけない、というのは分かっています」とまとめた。北中米W杯を念頭に置いているのは、言うまでもないだろう。

 堂安律も、来年6月を見据える。

「こういうフィフティ・フィフティのゲームをモノにできるかどうかが、ワールドカップのグループステージを突破できるかどうかになってくる。50対50ではなく自分たちを51、52にするために、一個でも二個でも多くチャンスを作れるようにしたいです」

 強国や大国、伝統国からいかに点を奪い、勝ち切るか──古くて新しい課題はこのチームにもつきまとうが、森保監督のもとには高いスタンダードを日常とする選手が集まっている。自己解決能力の高い彼らがテストマッチを通して問題意識を共有していくことで、「取り切る」チームになれるとの期待感はある。

前編とあわせてお読みください>

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日本代表“消えない課題”「メキシコとスコアレスドロー」をどう評価すべきか? 堂安律「もっとアイデアが…」現地で攻撃陣に聞いた“リアルな手応え”

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