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「ごめんなさい、野球は観ないわ」「オオタニの大ファンだよ」大谷翔平効果でニューバランスが人気? アメリカで取材「“おじさんの運動靴”はこう変わった」
posted2025/09/04 11:01
ニューバランスとアスリート契約を結んでいる大谷翔平
text by

水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph by
Getty Images
かつてアメリカで「おじさんが履く運動靴」とネタにされていたこともあるニューバランスのスニーカー。大谷翔平がアスリート契約を結んだことで、ブランドイメージはどう変わったのか? アメリカ現地で取材した。【全2回の2回目/1回目へ】
アメリカはニューヨークにあるヤンキースタジアム。ニューバランスを履いている野球ファンは大谷ファンなのか?
「ジャッジが好き」親子に聞いた
1階三塁側のフードコートにいた親子に声をかけ、聞いてみた。見た感じ40代と16~17歳のティーンエイジャーという母と娘。2人ともヤンキースのピンストライプのレプリカユニホームを着込んでいた。
誰のファンですか?
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まず母親の方に尋ねると、彼女はしばらく「うーん、うーん」と必死に考えた末に「ジャッジかしら」と答えた。他チームの選手の名前は出てこなかったことからも、ライト層のファンらしい。
娘さんにも同じ質問をしてみた。
「私もジャッジが好き」
すぐにそう答えたキュートなティーンエイジャーに、ヤンキース以外の選手を知っているか聞いてみた。
「知っていますよ。メッツの選手とか」
大谷翔平は知っているかと、さらに聞いてみる。
「ええ、知ってます。彼はすごいですよね」
笑顔ですぐにそう答えた。
ヤンキースタジアムのコンコースで見かけたニューバランス着用者は、ヤンキースの顔であるアーロン・ジャッジやデレク・ジーターのファンが多かった。メッツの本拠地シティフィールドではフランシスコ・リンドア、ピート・アロンソ、デービッド・ライトとチームの歴代スターのファンがニューバランスを履いているケースが目立った。多数派タイプのファンに好まれているのだろうか?
さて今度は球場から街に出てみよう。

